2020年、北海道で外出自粛がスタートした冬から春夏、
そして現在まで。
今ほどテレビドラマというものがあって良かったと
思う年はなかったかもしれません。
うちで過ごす時間が多くなり、録画しておいてもらったドラマを
息子と毎日並んで観るのが大きな楽しみで。
一緒にワクワクしたり驚いたり、あーだこーだ推測し合ったり。
「テセウスの船」は2020年1月スタートのドラマの中で一番面白かった!
犯人が分からず続きが気になって仕方ないドラマは久しぶりでした。
同じ時期に他に見ていたのは
心優しきヤクザを間宮翔太郎が演じた「僕はどこから」や
癖強めのベテラン役者に脚本家は野木亜紀子で演出が山下敦弘と、
ミニシアアター映画好きにはたまらないメンバーで作った
「コタキ兄弟と四苦八苦」など。
それからその後の春夏は本当に面白いドラマが豊作で
こんなに恵まれる時期もなかなか無いというくらいでした。
語ると長くなるので写真を並べて済ませちゃいます。
「BG 身辺警護人」。
腐ってもキムさま、ボディガード役はやっぱりカッコ良いです。
ついこの間お正月に放送した『教場2』ももちろん観ました。
「MIU404」の綾野剛、星野源のアンバランスなバディが好きだったし、
社会問題をさりげなく事件に絡めて世相を描く脚本が
素晴らしくて、見応えがありました。
エンディング曲の米津玄師の「感電」も好きで
この冬はアルバム『Stray sheep』をよく聴いてました。
横溝正史原作の5話連続ドラマ『探偵 由利麟太郎』は
ストーリー展開はムム?な場面もあったけど
とにかく美術が豪華でお金がかかっていたなぁーと。
京都の花街で吉川晃司が探偵してるとか、
最高でしかない光景でしょ。
私の見るドラマにはもれなく志尊淳くんがいる確率が高いのですが
かわいいお顔でコメディも出来るからか、
主人公の舎弟役か後輩役が多いです。
NHK、5話で完結したドラマ「天使にリクエスト」は
終末期の患者の最後の願いを叶える財団の話でしたが、
ここでも志尊淳くんは江口兄貴の弟キャラで良い味を出してました。
このドラマ、毎回車の中で演者が昭和歌謡を歌うのですが
上白石萌歌の「アカシアの雨が止むとき」が
めちゃくちゃ良くて染みました。
2020年冬期に「心の傷を癒すということ」という
阪神大震災下の神戸で市民の心のケアに尽力した
精神科医(柄本佑)のドラマが放送されたのですが、
これもNHK制作でした。
この2作はまだオンデマンドで見られるかもしれません。
とても良質なドラマでした。
あ、「半沢直樹」が面白かったのは言わずもがな。
2020年の10月から年末までの冬ドラは
「共演NG」「先生を消す方程式」などを見ていましたが
一番好きだったのはあまり期待していなかった「極主夫道」でした!
またこのドラマでも志尊淳は舎弟役だー。
そして2021年新春からのドラマがスタートし始め
またたくさん予約していますが
(毎シーズン徐々に離脱していくものもあり)
地味ながら好きになる予感でいっぱいの『おじさまと猫』。
このドラマは1回目から私の
〈ダンディおじさん欲〉を満たしてくれるものでした。
妻に先立たれてショボクレていたおじさま(草刈正雄)が
ペットショップで売れ残っていた猫のふくまる
(声 神木隆之介)と出会ったことではじまる、心温まるストーリーです。
それから「直ちゃんは小学三年生」。
どう見ても大人である役者たちが真剣に小学三年生になりきって
子どもの世界を描くヒューマンコメディなんですが
見てるうちに本当に小学生男子にみえてきて。
鈍臭くて仲間から余されてるキャラの「山ちょ」を竹原ピストルが
デニムのカバーオールで演じているのにホロリとさせられます。
で今期一番楽しみにしてるのは「俺の家の話」。
プロレスラーに見せるため身体を作り込んでいる長瀬智也に
ヒロインは戸田恵梨香。
(私の桃李を取ったので気に入らないのですが)
それに西田敏行に脚本はクドカンですから面白くない訳がないです。
それにしても…
役者もスタッフもテレビ局の人たちも感染対策に心をすり減らしながら
全力でドラマ作りをしているのでしょうね。
私のおこもりdaysに楽しみを与えてくれてありがとう。