のぼってくだる

  • 2017.03.17 Friday
  • 00:22








去年のTシャツ展のプロフィール看板に使用させてもらった
私のゆるーい似顔絵。

表情はもちろん、全体の雰囲気が似てると自分でも思いましたが
いろんな方から「そっくりだね」と言われ、
この絵を大切にしています。






これを描いてくれたイラストレーターのネクタイさんの展覧会
「のぼってくだる」を大丸藤井セントラルで見てきました。


セントラルは札幌の老舗の文具店。
ご夫婦でtoi toi toi という文具店も営まれているネクタイさんには
ぴったりの会場だと思いました。

広いギャラリーには奥さんが描いた絵がいっぱい展示され、
大きな木がオブジェのように置かれていて、小さな森のよう。

旦那さんが作った木の小屋が置かれていたり、
ハシゴに登って天井にある月の絵を眺められる仕掛けもあったりして、
大人も子どもも自由に遊べる空間になっていました。





買い物をした人には福引きのお楽しみもあって。
私は見事にハズレだったけど、
こんな面白いポストカードが貰えました。

ズッコケてる鹿。からすと納豆。
あったかくてちょっと笑える画風がいいのです。





絵はちょっとびっくりしてしまうようなお手頃価格で
申し訳ないくらいだったのだけど、
一番気に入ったリスの絵を購入。

赤と青がくっついた懐かしの両色鉛筆を持った、
かわいいリス。
この子はきっと円山の森に住んでいるリスだろうと勝手に思っています。




「のぼってくだる」のタイトルに合わせて
階段の壁に飾ってみました。
のぼるときも くだるときも リス君が目に入って嬉しくなります。

わくわくギャラリー巡り

  • 2016.11.18 Friday
  • 15:10







今、京都のもみじが見事なのをテレビで見て
今年の札幌は紅葉を楽しむ暇がなかったなと少し残念。

山々がオレンジ色に染まる前に初雪が降って
葉っぱが落ちてしまうなんて〜。

大通公園はイルミネーション点灯の準備中。
雪が積もればすっかりここも冬景色。
そんな大通公園を横目に見ながら、
二つの素敵な展覧会にお邪魔しました。




『Bloom クロスステッチ展』。

白石区で7年間、クロスステッチのお店を経営されていた
Bloomさん。


店主であり、ご自身もクロスステッチ作家さんである三井さんには
今までイベント参加などでお世話になりました。


今回の展覧会は、講師をされている
クロスステッチ教室や講座の生徒さんの作品をメインに
愛らしく優しいクロスステッチの世界が
ギャラリーいっぱいに飾られていました。

華やかな明るい色合いのもの、
淡い色合いの糸で少しずつグラデーションをつけたもの、
バッグやカゴの蓋に大胆に刺繍を入れたもの、
赤や緑が美しい、クリスマスをモチーフにしたもの。

どの作品にも生徒さんの個性や
丁寧な仕事が感じられました。
ひと針ずつに込められた思いや、
おひとりおひとりに
静かで豊かな時間が流れていたことを想像しながら
じっくり楽しませてもらいました。


Bloomクロスステッチ展は今週日曜日まで
大通 らいらっく・ぎゃらりい にて開催中です。

クロスステッチに挑戦してみたい方は、
ヴォーグ学園の講座、もしくは
新しくご自宅で始められるという教室へぜひぜひ!



『Bloom クロスステッチ展』
11/20 まで開催中(10時〜18時・最終日は16時まで)
会場: らいらっく・ぎゃらりい

札幌市中央区大通西4丁目 北海道銀行本店ビル1階
地下鉄大通駅 出口4.9番直結

Bloom お問い合わせ先 http://bloom321.web.fc2.com/index.html






お次の展示会は 『JSGDA 北海道ポスター展 2016』。

北海道に在住のグラフィックデザイナー、イラストレーターが
テーマに沿って自由に発想し、
オリジナルポスターを発表する展覧会です。


今年のテーマは「声」。

友人のグラフィックデザイナー
小田小百合さんの作品も2点展示されていました。
彼女の作品は 2点。
「反核反戦」それと「愛」がテーマのポスターが
連作のように展示されていました。

斬新で強いメッセージが込められた作品や
オシャレな雰囲気の作品も多く
見応えがありましたが、
私は贔屓目なしに友人の作品が一番好きでした。

伝えたい思いは強く感じるけれど、
品があって女性らしい柔らかさがあって。
作ったひとそのもの、と感じました。


竹尾ペーパーが特別協賛についているので
今なら色見本帳やカラフルなポストカードを
持ち帰ることができます!

『JAGDA 北海道ポスター展 2016 』
11/15〜20
会場: ギャラリー大通美術館 大五ビル1階
札幌市中央区大通西5丁目 11





最後に、こちらもとっても楽しみな
かとうゆりあさんとP .STORYさんの作品展のご紹介を。


『WINTER WONDERLAND』11/23(水)〜29(火)
かとうゆりあ+P.STORY 2016 exhibition
会場: 大丸百貨店 札幌 2階 エスカレーター前 10時〜20時

ゆりあちゃんの作るお人形も、
P.STORYのミキさんの作るアクセサリーも
私はどちらも大好き。

クリスマスも近いことだし、
きっといつにも増してキラキラわくわくの
ワンダーランドが広がっているだろうな!

見に行くのが楽しみです!!

ピクニックに連れて行って

  • 2016.05.14 Saturday
  • 14:04








心優しく面白いところが魅力的☆
お人形作家のかとうゆりあさんの作品展が
札幌大通西17丁目のcastanetにて始まりました。






『Take me on a picnicーピクニックに連れて行って』
が今回のテーマ。

カゴやバックにつけて一緒にお出かけできるような
チャームやブローチを中心にした作品展です。


カスタネットは近代美術館そばの静かな佇まいのお店ですが、
ひとめでファンになっちゃう素敵なオーナーさんと、
かわいいカスタネットちゃんが待っていてくれました!








私もピクニック気分の装いで、
野草みたいなイメージで作ってもらった素朴なブーケを持って。






初日なのでゆりあちゃんご本人がお迎えしてくれました。


ただいまプロレスに夢中な彼女。
レスラーの棚橋選手の、
私はレインメーカーのポーズで記念撮影を。


今にもクルクル踊ってしまいそう。
Perfumeみたいに可憐なゆりあちゃんと、
たくましい胸筋がまるでレスラーな私。



緑の小枝にお人形たちが楚々とディスプレーされたピクニック空間に、
(嘘ミのガーランドもある!)
それらをぶち壊すような荒々しいポーズで、
えらいすんません。




始まったばかりなので詳しくは記しませんが、
5月の新芽のようにフレッシュなお人形たちが
あちこちに飾られていて、
心をキュ〜ッと掴まれまれてしまいました。







小さな小さなキノコのチャームは丸いカゴにつけたくて
連れて帰ってきましたよ。


5/13.14のみ、「おかしなおかしのありす」による
美味しいスイーツの販売もあります!


カスタネットオリジナルのTシャツや、
石田珈琲ドリップパック、
石鹸やバスソルトなどナチュラルなコスメグッズ。

お店自体もとっても過ごしやすく楽しい雰囲気でした。



かとうゆりあ 小さなおにんぎょう展

Take me on a picnic ピクニックに連れて行って


5/13(金)〜22(日)
会場 castanet
札幌市中央区大通西の17中央区1-13レアリゼ大通西1階

11時〜20時 月休 Pあり。
http://www.castanet-jp.com








よい母の日

  • 2016.05.08 Sunday
  • 22:31








爽やかな5月の陽気にふらり出かけた日曜日。


D&DEPARTMENT内のギャラリーで開催されていた
『ウフルーモマタージュ美術館展』を観てきました。





ウフルーモマタージュ美術館て何ぞや?
と思ったのですが、

ウフィッツイー
ルーヴル
MOMA
エルミタージュ

世界の有名美術館の名前をつなげた怪しげな造語で、
札幌のアートスクール「まほうのえふで」に通う
4歳から17歳の子どもたちが
世界の名画を模写した作品を集めた
架空の美術館だったのです。





絵は年代別に分けられ、どの子がどの絵を描くかは
くじ引きで決めたそうで、模写するのがものすごく難しそうな
誰もが知ってる名画が大胆にアレンジされていたり
逆に本物そっくりに描かれていたりで
どれも素晴らしく、力作揃いでした。


世界の名画が集められているにも関わらず
撮影を自由にして良い会場だったので、
いくつか撮らせてもらいました。





私が大好きな三岸好太郎の「蝶々の絵」がありました。

ちびっこ画伯が描いたこの絵、
売ってくれるなら買いたいなと思いました。






これまた大好きなシャガールの「誕生日」という作品。
シャガール独特の浮遊感がうまく描かれていて感心。









シェークスピアのハムレットの中に登場する一場面、
ミレイの「オフィーリア」。
高校生の作品なのかな。模写がうまくてびっくり。

小川に流されながら死の間際に歌を歌う恋人オフィーリアの姿には
怖さの中に美しさが漂います。
いつか本物を観たいと願う絵画のひとつです。



**************************



多分小さな頃から美術に関心があって、
習いごとの一つとしてここのスクールに通う子たち。

それが好きなことなら
ずっと絵を描くことを続けていられるのは幸せなことだなぁ。

親御さんも長く習いごとを続けさせるってのは
送り迎えや金銭面、精神的にも
忍耐のいることだろうなぁ。

(実は幼少の頃、わが子をここに通わせることを考えたけど
どうみても美術系じゃなかった)

…親としても色々考える帰り道。






夕方うちに着いたら、母の日のプレゼントにと
息子が花束をくれました。


夫に促されて買ってきた感は否めなかったけれど
いままでに比べたらかなりの成長です。

ちゃんとお礼も言えよと言われていたのでしょう。
緊張の面持ちで
「いままでありがとうございました。」と言って渡して来たので、

「いつもありがとう」の間違いだろ〜と分かってたけど
「あらどっか行くの?」
と突っ込んでしまいました。


いつか本当に巣立ってしまう日まで、
お母さん業、まだまだ楽しませてもらおう
って思っています。











桜雨だより/ 雑貨展

  • 2016.04.09 Saturday
  • 23:34







せっかく咲いた桜を小雨が濡らす朝でしたが、
2日目はごはんを食べてすぐにミッドタウンへ向かいました。





目当ては 21_21DESIGN SIGHTで開催中の『雑貨展』です。


この展覧会は、日本人の暮らしに欠かせない『日用雑貨』、
そして女性なら誰もが大好きな『雑貨』を
世界的にも珍しい《文化》として捉え、
その佇まいや魅力を真面目に分析する展覧会です。


深澤直人さん、葛西薫さん、佐藤卓さんなど
プロデュースチームの顔触れもすごいですが、
展示に参加した人たちも雑貨に関わりのある
様々な方面のプロたちが揃っていました。







アート的な見せ方で驚かされた『松野屋行商』。

明治時代に日用品をぶら下げて販売していた行商を
現代の雑貨で再現したものです。

どの角度から見ても見事なバランスで、
カゴや棕櫚の箒、ブリキのバケツ
それぞれの形の美しさに見惚れました。








スタイリスト岡尾美代子さんの展示は一風変わっていました。

仕事で使っては記憶から消えていった膨大な数の雑貨を
白い袋で包んだ 《lost property ・遺失物 》という名の展示。

見えなくすることで
逆にその存在を際立たせる見せ方が面白いと思いました。





庶民文化研究家 ・町田忍さんによる
『キッチュな生活雑貨パッケージ』のコーナーは、
一番滞在時間が長かったかも。






ドロップみたいな色のチープなスプーンの羅列は
カラフルなプラスチックワールド。







かと思えば、CINQの保里ご夫妻による
木の温もりと歴史を感じる展示も良かったし、





盛岡書店の盛岡督行さんによる、
昭和28年の銀座をイメージした
今でも買える雑貨で構成した展示も素敵でした。

石鹸箱や香水瓶の品のある存在感や
昔ながらの優しい字体にうっとりです。






「これうちにある!」
「あっ、これ欲しいやつだ、こうして見るとやっぱり形がきれいだな…
ほれぼれしちゃうわー。」

と一人で見ていてもいくつもの感想が頭の中に浮かびました。

日用品を丁寧に選び大切に使うことは、
日々の暮らしを豊かにすることにつながっているのだなと
雑貨愛に溢れた展示を眺めていてそう感じました。






最後に見た、暮らし方冒険家の池田秀紀、伊藤菜衣子さんによる
『終わらない自問自答』より。



「自分の家にあるモノの90%以上は必要なもの」

ああ、自分の家もそうでなければ。

私は断捨離という言葉はあまり好きではないし、
ましてや今流行りのミニマリストには全く憧れません。


吟味して手に入れた沢山の美しいモノに囲まれて
それらが全て必要である暮らし方をしたいと思いました。





展覧会自体が撮影可(一部禁止あり)でしたので
写真を何枚も載せましたが、
見どころは他にもたくさんありました。

展覧会と連動して実際に買える雑貨店も併設されていて、
そこで欧米人の老夫婦が日本製の荒物を山のように買い物していました。
こちらもワクワクするような品揃えでした。

やっぱり東京は雑貨好きにはたまらない街です!





フエルトのおひなさま

  • 2016.02.29 Monday
  • 18:26









寒すぎて鳩なんかいません。2月末の札幌市資料館の裏庭。
はやくベンチに座ってお茶が飲める季節になるといいな。








北の鹿鳴館と密かに呼んでいる札幌市資料館。

このクラシックな洋館で、
札幌市内の特別支援学級に通う小中学生による
作品展示販売会があると友人から聞き、
遊びに行ってきました。


『レインボーフェスティバル』。
毎年開かれていてもう59回目なのに今まで知りませんでした。

市民にもっと広く知られて、
支援学級の子どもたちの教育援助がみんなで出来たら良いのに、
と思いました。


広い館内には小中学生が作った木工品、布製品、紙工芸などの販売と、
学校生活を紹介した資料や絵画作品も展示されていました。


販売作品は一生懸命作ったのが分かるものばかりで、
よそ様の子の作品でもやっぱりジーンときてしまいます。


なるべく偏らず、色々な学校から買おうと気をつけながら
選んだ品々がこちら。






牛乳パックを再利用したぽち袋、
懐かしい感じの字体が新鮮な一筆箋、
捨て紙で油を吸い取る『油すいとり王子』(グッドネーミング!)、
たどたどしいステッチに涙してしまう刺し子ふきん。


それに…





この『おひなさまタペストリー』は
ひとめ見て家に連れて帰ることを決めました。

嘘ミとしては、やはり布小物が一番気になります。
今回のキュンキュン大賞はこれに決定です!


着物の部分は、襟の色に合わせて糸も替えている芸の細かさ。
子どもらしい歪んだラインも、おひな様の髪の跳ねた感じもツボでした。


作品をレジに持っていくと、
制服姿の中学生の皆さんが三人1組でレジ番をしていました。


社会勉強の一環なのですね。
みんなハキハキ大きな声で、とても気持ちの良い接客で立派でした。


「ありがとう!」「ありがとうございました!」
買い物をする時のこのシンプルなやり取りが
こんなに気持ちの良いものだって
久しぶりに感じました。



「どうぞそのまま元気に大きくなってね、
来年もまた会いに来るね。」
と心の中でつぶやきながら、資料館を後にしました。





ファンキー国芳展

  • 2015.05.03 Sunday
  • 18:23









芸術の森の芝生でキャッチボールしようよ、
と息子を誘いつつ 実は今日の私の一番の目的は、
芸術の森美術館で始まった「歌川国芳展」を見ることなのでした。


蛍光色を使ったこのチラシ、
なんてファンキーなのでしょう!

江戸時代に活躍した浮世絵師、
歌川国芳の描く世界は賑やかでファンキーで奇想天外。
美人画に役者絵はもちろん、
戯画、風刺画に妖怪画、猫たちによる絵文字まで!






国芳の描くバケモノたちは 迫力満点、
女のお化けは背中が凍りつくような怖さだし、
草むらの中にまで異形のものたちがいるので
小さな浮世絵を隅から隅までじっくり観ると
発見がいっぱいありました。






「坂田怪童丸」天保7年

丸々と肥えた元気な怪童丸は
金太郎のモデルになった子どもと言われています。

山の中で暮らし、友だちは猪と熊だったキンタロさん。

鯉とガッシリ組んで格闘する様子は笑えてくるほどパワフルで、
見ていると元気が湧いてくる絵でした。








「金魚づくし 酒のざしき」天保13年

いちばん好きだったのは 金魚の絵。
金魚たちがまるで人間のように
酒盛りをしているのが かわいくて。

アニメーションのように、
今にも尾びれがピチピチと跳ねて動き出しそうでした。






多分、そんなにこれは使わないだろうけど、
つい買ってしまった芸術の森限定マスキングテープ。


猫柄もあったのですが、やっぱり売り切れでした。
世の中にはなんて猫好きの人が多いのでしょうか。


展覧会は前編と後編に分かれていて
作品を全て入れ替えるそうなので、また観に行くのが楽しみです。






がんばらない

  • 2015.03.29 Sunday
  • 11:52





セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい
by 斉藤由貴「卒業」

なんて切ない女心なんだ!

先日ふいにこの懐かしい歌が聴きたくなってYouTubeで探し
夕飯の支度をしながら1曲歌い上げた後、
あ、あれも歌いたい、これも、と
胸打つ「卒業ソング」を次から次へと歌い続け、
ごはんが出来上がる頃には
すっかり大満足している自分がいました。


台所で歌うのは結構気持ちがいいものなので
そういう方は多いのではないかと思うのですが
いかがでしょう。
息子は慣れっこなので、無反応なのが少し淋しいのですが。



なんだか街はすっかり春です。
今年はいつもより雪解けが早く
埃っぽい札幌の街はあっけらかんと春を迎えています。

東京の桜満開の風景をテレビで見ると暖かくて気持ちよさそうで
飛行機に乗って旅をしたい気分です。






今年の春は悲しいことに好きな作家の訃報が相次ぎ
画家の金子國義さんや童話作家の松谷みよ子さん、
今江祥智さんも天に召されてしまいました。



そして去年春に亡くなったイラストレーターの安西水丸さんは、
私はおもに 繰り返し読んだ「がたん ごとん がたん ごとん」や
「ピンキーとポッキー」などの絵本で馴染みのある方でした。

安西さんの展覧会がKita:karaギャラリーで開かれていたのですが
最終日滑り込みセーフで行く事ができました。
今回の展示では村上春樹さんと共著のイラスト作品や版画、
ガロに連載していた頃の貴重なマンガの原画も見ることができました。


小さなギャラリーは若いお客さんでいっぱい。
版画作品は販売していたのですが
よろしいんですか?と聞きたくなるくらいのお手頃価格。
たくさんの売約済みシールが貼られていました。



安西さんの絵を改めて原画で見ていると、
無駄なものを削ぎ落としたシンプルな線と
どこか気が抜けたような明るくきれいな色使いに
誰もを受け入れる懐の深さを感じました。


安西さんがイラストに向かうとき大切にしていたのは
「がんばろうと思わないこと」だったそう。

なるほど。
全ての作品に共通する
大らかな空気感の源はそこにあるんだなぁ。

よし。なにごともがんばり過ぎず
適度に力を抜いていきましょ〜!



ひとはみなこびとをもっている

  • 2015.01.10 Saturday
  • 17:37




札幌芸術の森にやっと
《光と影のファンタジー 藤城清治の世界展》を
観に行くことができました。


ただでさえ市内中心部からは遠い芸術の森。
この日はあまりお天気が良くなくて吹雪いていたし
平日だから美術館はきっと空いているだろうと出かけたのですが、
予想に反して館内は老若男女たくさんの人で賑わっていました。


改めて藤城清治さんの作品は多くの人に愛されていて
見る人を選ばず垣根を作らない作品なのだと知りました。








影絵作品には少女 、小人、お花、動物たち、
森や海や空、虹など幸せのモチーフが
大きな作品の中にギッシリと描かれていて
それはとっても幻想的な理想郷。

世界がこうであれば本当に素晴らしいことなのに…と
一瞬で夢の世界にトリップしてしまいました。


描かれる物たちはどれもご自身が大切にされてきているもので
ロマンチックな作風は若い頃から変わらないのだと思いましたが、
近年の作品には更にたくさんのモチーフが細かく描きこまれ、
宇宙規模に進化していっているのに圧倒されました。

ファンを大切にし、芸術の森にも何度も足を運ばれている
パワフルな藤城さんは今年91歳を迎えられます。
普段着姿の写真が展示されていましたが、
おしゃれなハーフパンツにニューバランスのスニーカー、
靴下はピンク色と軽やかなスタイルながら
センス抜群の都会のおじいさまといった雰囲気が素敵。
可愛がっている猫が傍に寄り添っていたのも
見逃しませんでした。







《ぶどう酒びんのふしぎな旅》。藤城さんが26歳の頃
アンデルセンのお話の中でこの物語を一番気に入り、
挿絵を入れる最初の絵本としてこちらを選んだところ
暮らしの手帖編集長の花森安治さんが
褒めてくれたのがとても嬉しかったのだとか。
だから82歳の時に改めてカラーで作り直したのだそうです。

読んでみると《ぶどう酒びんのふしぎな旅》は
人生の喜びや悲しみをぶどう酒びんの一生に準えて描いたもので
何度もかみしめたい味わい深い作品でした。

宮沢賢治シリーズの絵本も
私の好きな《マボロシの鳥》(太田光 原作)の絵本も欲しかったけれど、
今回はこちらの絵本を展覧会の記念に持ち帰りました。





去年、札幌訪問の際にスケッチをして
影絵作品となった札幌時計台。

こうして見ると札幌のシンボルであるこの建物は
小人たちに囲まれ愛らしく存在していて、
とても嬉しくなりました。






藻岩山の展望台にある 恋人たちの聖地も
藤城清治ワールドに!
札幌の夜景が童話の中の景色のように輝いてみえます。






展示作品の横に添えられた解説文が
すべて藤城さんの口から出た言葉で書かれていたのも
他の展覧会ではなかなかないことで、
心のこもった文章の全てに感銘を受けました。


中でも特に印象的だったのは
「ひとはみなこびとをひとりもっている」という
2003年の作品に添えられた言葉です。


小人は人生のパートナー。
心の中には、色々な相談をしたり
たまに愉快なアドバイスをくれる小人がいる。
小人は誰にでも話しかけてくれ
人生の悲しみや喜びを分かち合ってくれる。
みんなそんな小人くんと仲良しになり
語りあったらどんなに楽しいだろう、
と書かれていました。


私も いい年をして
心の中に小人くんが住んでいるのを信じている人間なのですが、
91歳の藤城さんがそう仰るならばと
自信と安心をもらいました。






古いビルヂング愛

  • 2014.10.29 Wednesday
  • 00:36




大通公園すぐそば。
昭和29年に建てられた大五ビルヂングの雰囲気が好きです。

今も現役で使われているレトロなビルには
どっしりとした重厚さの中にエレガントさも感じられるからです。

ところどころに黒を配したクリーム色の床と乳白色の壁。
丸いカーブを描く階段の手すりも優雅。

その昔、仕事で毎日札幌駅から大通にかけて外を歩いていた頃。
そのような古いビルに入っている会社をいくつか訪ねていましたが、
エントランス、エレベーター、ドアノブや
はたまたお借りしたトイレに見られる
古き良き時代の贅沢なデザインを観察しては、
うっとりとしていたのを思い出します。

いまでは用事がないとそんなビルに入ることはないですからね。

それが今日は kita:kara Galleryで開催中の葛西薫さんの展覧会を見るために
大五ビルヂングを訪れることになりました。





《ヒロシマ・アピールズ》。

日本グラフィックデザイナー協会と、財団法人広島国際文化財団が
「ヒロシマの心」を訴えるポスターを1983年から毎年共同制作しているもので、
その16作目になる葛西さんの作品が今回東京から巡回してきたのです。






夏の陽のまぶしさを見上げる、坊主頭にタンクトップの少年。

シンプルで力強い作品に
葛西さんのヒロシマに向ける思いが込められていて、
8月のジリジリと焦げ付くような強い日差しや
蝉の鳴き声までが感じられるようでした。



ギャラリーでは、葛西さんが手がけたサントリー・ウーロン茶や
ユナイテッドアローズなどの企業CMがモニターから流れていました。

以前、テレビ東京「ファッション通信」が
地上波で放送されていた時によく流れていた
ユナイテッド アローズのCMが本当に好きでした。







ネクタイをプロペラにしてグレーの空に飛んでいく二人の男。
スーツを着た豚に 靴をはいた象。


「ココロにウタを。カラダにアイを。」
のコピーもよかったなぁ。
甘い夢の中にいるようで その夢が消えてしまうようで
CMが終わるのが切なかった。

そんなわけで、私の敬愛するデザイナー葛西薫さんの話をしだすと
長くなるのでこの辺にしておきますが


この秋 札幌に出来た赤レンガプラザ。
建物は近代的だし混んでいてなんとなく落ちつかないけれど、
葛西さんがロゴをデザインしたというのを知って
赤プラに行くのがまた楽しみになりました!








「ヒロシマ・アピールズ」を見たあとは
同じビルの6階にあるKanata art shopで
知的障がい者支援施設・しょうぶ学園の
「暮らしのアート展」を見せてもらいました。


独創的で自由な線。
ファンキーだったりロマンチックだったりと色づかいも素敵で
私はしょうぶ学園のアーティストたちのファンなのです。


いつか鹿児島のしょうぶ学園にも遊びに行ってみたいです。










PR

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>

メゾンドトーキョー5号室 紅子の本棚

嘘とミシン商品取扱い店『 me chill 』

札幌市中央区南1西17 1-18 白樺ビル5階 502号室 011-676-4898 10時open~18時30分最終受付 日・祝 定休

『 雑貨店 fève』

札幌市白石区東札幌2条2丁目1-19 011-878-0330

嘘とミシンの作品通販サイト『minne』

http://minne.com/usotomishin

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM