Once upon a time in Hollywood

  • 2019.09.14 Saturday
  • 12:46








先日、レイトショーで観たタランティーノの新作
「ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド」。
すごく良かったので今も余韻に浸ってます。

タランティーノのハリウッド愛がしつこすぎて濃すぎて、
一緒に観た16歳の息子は懐古主義と感じたのか
単に分からない部分もあったのか、
前半は少々退屈そうにしてたけど
私は2時間40分、胸が高鳴りっぱなしでした。

未だに紙やフィルムや手縫いの良さなんかを語ってしまう
アナログ世代の私。
そして学生時代は暇に任せて映画をたくさん観て
いちいち感想文など綴っていた私は、
「映画ってやっぱりいいもんだろう?」って
久々にタランティーノに脳天からガツンとやられた感じです。



【 自宅のプールにプカプカ浮かぶこんな晩酌用チェアがあったら最高ですね】

最近男性の泣いてる姿に弱く(凪のお暇の慎二)
すっかり母ちゃんな私は
情けないディカプリオにキュンときたし、



【もれなくブラピとオープンカーでロスの街を走る疑似体験ができます】

アロハシャツのブラピが小娘を腿に寝そべらせて
カルマンギアでぶっ飛ばす姿は、
ハリウッドのお宝だと思いました。

この映画を観る前に、1941年アメリカで実際に起きた
「シャロンテート殺人事件」について
知識を入れておくべきと聞いていたので
調べてから挑みましたが、まさかそう来るとは!


タランティーノらしさが炸裂する
ラスト30分の鳥肌体験をもう一度味わいたいから、
また見に行くつもりです。

8月に誓う

  • 2019.08.31 Saturday
  • 23:55






フィリピン、ルソン島。

74年前こんなに緑美しい南の島で
恐ろしい殺戮が繰り広げられ
たくさんの人たちが非業の死を遂げていたなんて
今では信じがたいことではあります。

戦争を扱った映画やドラマは
どんな作品でも観るのはやはり辛いものです。
だけど絶対に忘れてはならないことだから
8月は毎年、きちんと戦争に向き合う月にしています。

同じように考えている方は大勢いらっしゃると思います。




今夏はNHKで放送されたドラマ
「マンゴーの樹の下で」を観ました。

大平洋戦争でも最も凄惨を極めたと言われる
フィリピン攻防戦。
このドラマはルソン島で戦火に巻き込まれ帰国の機会を失い、
アメリカ軍の攻撃から逃げ続け生還した
ふたりの日本人の女の子たち(ひとりは日系人)のお話です。

出口が見えないジャングルの中をさまよい
餓えに耐えきれず虫を焼いて食べるシーンは壮絶でした。
ひとり、またひとりとケガや栄養失調で脱落する仲間たちを見送ったり、
会社の元上司の遺体と対面するシーンも辛い場面でした。

そんなルソン島での若き時代の主人公「凛子」を清原果那と、
「まゆ」を日下部 綾がそれぞれ熱演。

無事日本にたどり着いたあとふたりは共に暮らしながら
小さな写真館を経営し、生涯固い友情で結ばれます。

平成の時代を穏やかに暮らす「凛子」を
パリの香りをまとう岸恵子さんが演じましたが、 変わりなく本当に美しかった。
今年86歳という事実に驚きます。





「戦争とおはぎとグリーンピース」(日本新聞社)は
昨年友人の勧めで買って一度は読み終えた本なのですが、
この夏再読してみました。

これは、昭和30年代〜40年代の西日本新聞の投稿欄
「紅皿」に寄せられた一般女性たちによる投稿文集です。

60年前、日本の家庭には常に戦争があり、
それが普通という異常な世界でした。
そんな中でも女の人たちは暮らしの中で小さな幸せを感じたり
家庭には笑いがあったり。

ささやかだけど温かい食卓の様子や
子や親や隣人を思う普通の人々の暮らしが垣間見れて
そこがこの文集の良いところなんだけど、
胸の中には大きな悲しみを抱えていて。

飾り気がないけど嘘もない、
かわいらしく素敵な文章を書いた人たちのことを、
同じ女性として「ああ好きだなぁ」と思いながら読みました。







同じ意味で「この世界の片隅に」も
とても好きな作品です。
原作の漫画はもちろん。
アニメーション映画も実写版テレビドラマも全部。

きっとこれからも何度も観てゆくのだろうと思っています。


透明なゆりかご

  • 2019.08.19 Monday
  • 00:09








寝苦しい夜が続く日々ではありましたが
今年の夏は10日間、毎晩楽しみがありました。

それは、昨年夏に放送されて話題になっていたのに見逃していた
NHKのドラマ「透明なゆりかご」をオンデマンド配信で観ること。

シャワー上がりに麦茶を用意し
自室の扇風機をオンにして布団の中で、
全10話を毎晩一話ずつ。


舞台はいつもカモメの鳴き声が聞こえる
港町の小さな産婦人科病院。

看護師を目指す高校生の青田アオイ(清原果耶)が
見習い看護師として働く中で出会う
さまざまな「小さな命の現場」。


当たり前のことですが、毎日産科で扱うのは
無事に生まれてくる命ばかりではありません。

中絶、死産、少女への性虐待、産婦の死。
一話ごとに物語の軸となる女性が登場します。

今までドラマではあまりクローズアップされることがなかった
出産や女性性にまつわる陰の部分を、
家族、医師、看護師らとのやりとりを通して
当事者の心の中と変化をゆっくり丁寧に描いていきます。

毎度辛く重い内容に胸が痛むのですが、
自分の世界にすぐ入ってしまう
空想好きなアオイの目線からドラマが展開するので、
映像にはどこか青みがかったファンタジーのような空気感もあり、
生と死の狭間をふわふわと行き来する赤ちゃんのように
不思議な世界に浸れた44分でした。

そして、どんな命にも平等に向けられる
アオイの優しくてピュアな視線や言動に、
自分ももっとちゃんと人の心を理解しようとしたり
思いを寄せることを諦めずにしていきたい…
と思いました。




これが主演作とは思えない清原果耶ちゃんの
圧巻な演技はもちろん素晴らしくて今後も大注目なのですが、

第6話「いつか望んだとき」で
中絶を繰り返す淋しい少女を演じた
モトーラ世理奈ちゃんがとっても良かった。

モデルとしては前から個性的で好きだなと感じていたけれど、
演技してないみたいな自然な台詞回しや
表情が強く印象に残りました。


奇しくも、10話全てを見終わったのは
お盆で、終戦記念日。

あちらの世界がいつもより近くに感じられる生温い夜は、
命について深く考え向き合う時間となりました。


春〜夏ドラマトーク

  • 2019.07.25 Thursday
  • 17:21






今更ながらですが、春のドラマをさらっと振り返り。
古田新太がゲイの教師、のぶお役をやった「俺のスカート、どこ行った?」は
現役高校生の息子と一緒に観てました。

回を重ねるごとにのぶおが好きになっていって
最終回ではお別れが寂しかったな。

60年代風ののぶおファッションは超お洒落だったし
キンプリの永瀬くんや関西ジャニーズJr.のボーイズの
今どきの高校生のゆるい空気感の中にあって
一本筋が通ったのぶおが、ドラマ終盤で決める熱い台詞には
毎度スカッとさせられました。



脇役にするにはもったいない役者たちに
わりとどうでもいい下らないシーンをわざわざやらせる贅沢使いも
最近のドラマの流行りでしょうか。

女装した男性教諭たち、
脚きれいだし華やかすぎるでしょ!




漫画が原作の「パーフェクトワールド」は
障がいを持つ車椅子の青年とのラブストーリーで
王道の展開ではあったけど
松坂桃李ってだけでわたし的には胸キュンでありました。

つぐみ(山本美月)との結婚を父(松重豊)が許す流れには
鼻水と涙の洪水で息子に白い目で見られる始末。





松重さん、どのドラマでもいつも素敵〜。
そして私はドラマが終わった暑苦しい夏の今でも
菅田将暉の挿入歌「まちがいさがし」を毎日一度は熱唱中。





で、やはり夏の新ドラマで面白そうなのは「凪のお暇」かしら。

空気を読みすぎて生きづらい28歳OLの大島凪(黒木華)が
なにもかも捨てて東京郊外暮らしを決断。

貧乏アパートの隣人たち(中村倫也・三田佳子)ら
風変わりなキャラクターに衝撃を受け
自由な暮らしを謳歌しようとしたところに
性格にかなり難ありな元カレ(高橋一生)が転がり込んできて。。




なによりこの三人が、癖も個性もあって面白い。
哲学的なセリフや映像も挟んでくるし音楽も不思議で
映画のように細部まで大切に観たいドラマ。

「カルテット」以来のゾクゾクを感じます。




中村勘九郎の金栗四三さんも大好きだったけど
第2部に入り主役が阿部サダヲに代わってからの
NHK大河ドラマ「いだてん」はよりテンポアップ。
クドカン節、冴えてます。


阿部サダヲが水を得た魚のようで
どうしたって惹きつけられます。
どんなに早口でも語尾までちゃんと聞き取れる滑舌と発声の良さ、
飛び回り暴れる動作の痛快さ、身体能力の高さに惚れ惚れ。

ドラマなのに生の舞台を見ているかのような臨場感があって
阿部サダヲって人は…
ほんなこつ素晴らしか俳優さんったい!

長いお別れ

  • 2019.06.30 Sunday
  • 23:45






ちょっと前になるのですが
中野量太監督 映画「長いお別れ」を観てきました。

愛に溢れたパワフルなお母さんを宮沢りえが熱演した映画
「湯を沸かすほどの熱い愛」と同じ監督の作品。

さらに今回は認知症のお父さんを
7年かけて見送る家族の話だったから、
泣くのは分かり切っていました。

だけどどうしても観たい気持ちに駆られて
映画館に足が向いたのです。





ゆっくり記憶を無くしてゆくお父さん(山崎努)と
娘たち(長女・竹内結子、次女・蒼井優)。
そしてちょっとおボケさんなかわいいお母さん(松原智恵子)の関係が
とても自然でほんとうの家族のように見えました。

校長先生まで勤めた真面目で勉強熱心だったお父さんが
どんどんボケていく現実は辛かったのだけど、
家族が悩みながらも支え合っていく姿があたたかくて。

ふたりの娘たちが抱えるそれぞれの人生の悩みも描かれていました。

家族でアメリカに暮らし反抗期の息子を抱えながら
介護のためにアメリカと日本を行き来する長女(竹内結子)の姿は
同じような悩みを持っていた私には
大いに共感できるところでした。



また、恋愛も仕事もうまくいかない次女(蒼井優)が
ボケてるはずの父に励まされ助けられる場面もありました。

自分も肝心なときは最後に父が助けてくれたなぁと
(あ、私の父は認知症ではなかったのですが)
昔を思い出して鼻の奥がツーンと。





じつは山崎努さんは
昨年亡くなった私の父の雰囲気に似ています。

この映画を知ったとき、
映画館に行けば動いている父に会えると本気で思いました。

私は父のお葬式で全く泣けませんでした。

感情が無くなったんじゃないかと思っていたのですが
単に心に蓋をしていただけで
月日が経つごとにその蓋が開き、
悲しみが増すようになってきています。

ふと街を歩いている時に父の面影を探していたり
あの時もっとああしてあげれば良かったと
後悔の気持ちが押し寄せて苦しくなったり。

だから今回、映画館で思い切り涙を流せたことで
モヤモヤしていた心が少し浄化されたような気がしています。


パーフェクトワールド

  • 2019.06.08 Saturday
  • 15:51







フジテレビ(関テレ)のドラマ「パーフェクトワールド」は
交通事故で脊髄を損傷し
半身付随になった樹(松坂桃李)と
つぐみ(山本美月)の2人をめぐる運命の恋の物語。

障がいのある人との恋愛とその先の結婚には
きれいごとでは済まないハードルがいくつもあり、
ハッピーエンドになるのが分かってはいても
切なくてもどかしくて…
どこかしらで毎度泣かされています。

松坂桃李という人は役によってガラリと目の表情を変える
上手い役者だとつくづく感じますが、
今回はとくに憂いと優しさを帯びた
哀しい表情が一級品。





このドラマのために米津玄師が書き下ろした
菅田将暉の歌「まちがいさがし」が
ドラマ終盤で流れるとより一層切なくて。

この曲、歌詞もメロディーも良くて、
車の中で毎日流しては熱唱しています。

菅田将暉は俳優としても好きだし
これからもずっと成長を見つめていたい人。
声そのものも良くて、歌になるとよりそれが際立つんですよね。





そうそう、話を松坂桃李に戻すと
映画「居眠り磐音」も
公開初日に見に行きました!


時代劇なので勧善懲悪モノなんですが
人間関係や時代に翻弄され
愛する人と二度と会えなくなる主人公・磐音を
やはり悲哀たっぷりに演じていた桃李が
す、て、き でした。

佐伯泰英の原作のコアなファンにはどうだったのかな。
(もちろん未読です。)

今回の映画は長い小説の
ほんの冒頭部分しか描いていないようなので
続編があれば観たいですが、
興行成績がイマイチなようなので それも期待薄です。

NHKでドラマ化された時の磐音役、
山本耕史のイメージのほうが強いと言われたりもしてますが、
私の中では桃李の磐音が一番よ。


KINGDOM

  • 2019.05.02 Thursday
  • 08:58







原作もアニメも知らず観に行ったけど全く問題なし!
何も考えずにただ楽しめたし良かったよ!
エンタメ映画【キングダム】。

紀元前245年の春秋時代の中国を舞台に
天下の大将軍を目指す戦争孤児の信(山崎賢人)と
中華統一を目指す若き秦王・えい政(吉沢亮 )をとりまく動乱の物語。

50巻も出てるという大人気漫画が原作なので
今回映画で描かれたのは
物語のほんの序章に過ぎないとは思うのですが
それにしても次々登場する役者が豪華で
NHKの大河ドラマのごとき。

もともと私は国を問わず時代劇や冒険劇、
国獲り物語系の話に血湧き肉躍る人なのでね。

もっと早く原作漫画を知ればよかったと思いました。
それと映画の続編を希望!




梟鳴族の末裔で少年のような女の子・河了貂(橋本環奈)は
緊迫した戦場で一服の清涼剤なんだけど
持ってる武器が山の民から奪った吹き矢だけ。
ほぼ戦力外、ミノムシ姿が可愛かった。




銀魂の神楽ちゃんになってこんな雑魚ども
全部やっつけちまえば!って思ったわ。




異母兄弟のえい政と玉座を奪い合う成きょうを演じた本郷奏多。
普段でも潔癖症でかなり変わった性格なのが面白くて
弟にして弄ってみたいと思うのですが、
とことんヒネたこの役がぴったりでしたー。



まぁでも何といってもこの方よ!
画面から美しさが溢れて溢れて大変だった吉沢亮、

毎朝「なつぞら」でのサスペンダー姿に萌える吉沢亮、
いま姪が大好きな吉沢亮。

野猿のような身体能力の高さと
キラキラした瞳で魅力爆発の山崎賢人と
気高く麗しいお亮とのツーショットはまさに眼福!


一緒に行った姪とキャーキャーポリポリ(ポップコーン)
いいながら観たゆるく楽しいGWの一日でした。

春のドラマ あれこれ

  • 2019.04.12 Friday
  • 00:03







横尾忠則さんのタイトルバックがかっこいい
NHK大河ドラマ「いだてん」。

主役の勘九郎がしょぼいだの
場面転換が早過ぎるだの
大河っぽくないだの、
いろいろ言われて視聴率も低迷していますが
青春群像劇として私は面白く観ています。




日本人ではじめてオリンピックに
マラソンランナーとして出場した、金栗四三。

中村勘九郎の熊本弁はチャーミングだし、
真っ直ぐで純粋な四三を生き生きと演じていて
清々しい気持ちになります。



緑豊かな熊本の田舎風景とは対照的に描かれる
粋でいなせな明治の東京の空気もまた良くて。

筋肉隆々、スポーツ万能な三島財閥の御曹司
三島弥彦役の生田斗真も魅力的。




「女西郷」と呼ばれた三島家のドン・弥彦の母(白石加代子)が
彼を五輪に送り出す日の別れのシーンは
ベタだったけど泣かされたわ〜

そんな分かりやすいお涙シーンも入れたり
展開もクドカンドラマにしてはゆっくりめだと思うけどなぁ。

まぁとにかく主役級の役者ばかり詰め込んだ大河ドラマ、
第2部からはいよいよもうひとりの主役、
阿部サダヲが登場するし、ますます楽しみ。





またもやNHKですがこの春からの朝ドラ
「なつぞら」は北海道・十勝が舞台です。
乳製品が大好きな私としては、
牛舎の風景やバターや卵を使って
お菓子を作るシーンがいっぱい出てくるのがたまりません。

最近までヒロインなつ(広瀬すず)の
子ども時代を演じていた栗野咲莉ちゃんが
とってもかわいくて演技がうますぎて
なんども泣かされました…。

なつは戦争で親を亡くし東京から北海道に
連れてこられた子。

血の繋がりが無いなつを心からかわいがり
十勝の開拓民として生きていく上で大切なことを
厳しくしつけるおじいさん(草刈正雄)が
まるでハイジのオンジのようで
かっこよすぎて毎回シビれます。

なつとおじいさん。
ふたりが一緒にいるシーンがすごーく良いのです。




オープニングのタイトルバッグや本編にも時々入る
ジブリタッチなアニメーションも 朝ドラでは新鮮です。

十勝の牧場育ちのなつが東京に出て
アニメーターになるまでを描くそうだけど
どう繋がってそうなるのかを見守っていかなければ。




そしてこれから始まるドラマで一番楽しみなのは
古田新太がゲイで女装家の教師を演じる
「俺のスカート、どこ行った?」です。

「今日から俺は!!」→「3年A組 今からみなさんは、人質です」と
学園ドラマが大当たり続きの日テレ。

前評判も内容も知らずとも
このビジュアルだけでもう最高ですから
見ることは私の中で決定しています。


カメラを止めるな!

  • 2018.08.12 Sunday
  • 23:51








監督・俳優養成スクール《ENBUゼミナール》の
ワークショップの中で
無名の監督と俳優たちで作られた低予算ゾンビ映画が、
今もの凄くヒットしてると知りました。

急いでレイトショーに駆けつけました。
上田慎一郎監督作品「カメラを止めるな!」。

最っ高に面白かったです!

斬新な展開と泥臭いほどの熱量に、
完全にやられました!
スクリーンに釘付けの1時間半。

しかし残念ながら
感想を具体的に書くことができません。
なぜなら、この映画の最大のおもしろポイントを
ばらしてしまうことになるからです。
ネタバレしちゃうと…面白み半減。

ただ 言えることは ゾンビがテーマなのに
何度も笑えて、(もちろん怖くて)
「そうきたか!」と唸らされて 、
さらに最後は
爽やかな感動が押し寄せてくる映画だということ。


映画愛やテレビ愛、役者愛、スタッフ愛、
とにかく【モノづくり愛】に満ちた
「一粒で二度おいしい」映画です。

一粒で二度ってどういうこと?
これについて説明すると
やっぱりネタバレになってしまうから
言えません。


映画やドラマはどれだけお金をかけたかではなく
「既存の常識を覆す物語の構成力」が
ものを言うんだな〜


(朝ドラの「半分青い。」の某脚本家も
見習って欲しいくらいでーす。)


わろてんか からの…

  • 2018.04.10 Tuesday
  • 00:41








3月まで放送していたNHK朝ドラ「わろてんか」。

日本にはじめて寄席を作り、
のちの吉本興業を創業した夫婦の半生をモデルに、
お笑いの世界をとりまく人間模様を描いた物語でした。

賑やかで、時には涙を誘う優しいドラマだったので
毎日楽しく見続けた半年間。

ドラマが終わる頃にはすっかり
登場人物の俳優さんたちに慣れ親しみ、
別れがつらくなってしまいました。






会話にはボケとツッコミを!
笑ってナンボの人生!

そんな『わろてんか精神』でこれからも参りたいと思います〜。


主人公てん の夫・藤吉郎役が松坂桃李だったのもあって
この朝ドラを見はじめた私ではありますが、
最近、彼が主演した新作映画を観てきました。





巷で話題になっているのかどうかは分かりませんが、
私の中では話題沸騰中、それは
監督 三浦大輔、原作 石田衣良の映画「娼年」です。

女性向けの高級会員制ボーイズクラブ・ passionで
娼夫として働く大学生・リョウと
女性たちとが織りなす愛の物語。

松坂桃李も女優さんたちも、
映画の8割ほぼ一糸纏わぬ姿での登場だし
性描写も、かなーーり刺激的、もちろんR18指定です。

しかしながら、ドラマチックで美しい映像と音楽、
繊細な心理描写、役者たちの体当たりの真剣演技に
不思議と不快な気持ちになることはありませんでした。

むしろ最終的には女性たちの欲望や心の傷を
聖母のように包み込むリョウの優しさに心が緩み、
清々しい気分になったほど。

誰にも言えない秘め事を描いているという点では
やはりとても小説的なお話だと感じました。
官能的なフランス映画の小作品を観たような、
というと言い過ぎか。

同じ映画館にいた人たちと甘やかな秘密を共有したような、
そんな気持ちになりました。




というか!
いま思い返してもあの衝撃的な役を
今をときめくイケメン俳優、松坂桃李がやった
という事実がとにかくすごいです。

家族みんなで見てほのぼのとした
「わろてんか」のボンクラ夫、藤吉っつぁんと
同じ役者ということが信じられないほど、
エロカッコいい松坂桃李くんに会えます!

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