フランソワ オゾン監督
カトリーヌ ドヌーヴ主演の映画
「しあわせの雨傘」を観ました。
原題の「potiche」は
花瓶や置物という意味を持つフランス語で、
雨傘工場を営む夫をもつ
能天気なブルジョア主婦=カトリーヌ ドヌーヴが
心臓発作で倒れた夫に代わり傾きかけてた工場を再生させ、
ついには◯◯にもなってしまうという
お飾り(potiche)だった彼女の人生が一変する
サクセスストーリー。
70年代という時代背景になぞらえた
ファッションやフレンチポップス、
ドヌーヴのコミカルで可愛すぎるダンスや歌も堪能できて
新春からたのしい薔薇色気分に。
だって のっけから
赤いイモジャージ姿に
チュールのネットを頭に巻いたドヌーヴ様が
自宅の森をポエムを作りながらジョギングする…
というシーンが登場するのですよ。
これはドヌーヴファンのための
ドヌーヴ映画といえるかもしれません。
先日「徹子の部屋」に
19年ぶりにドヌーヴが出演しました。
親日家の彼女は大福が大好きで、
パリでの休日はノーメイクで近所に出歩くなど
大女優らしからぬ微笑ましいエピソードを
貫禄たっぷりに披露。
ますます好きになりました。
「シェルブールの雨傘」は
大好きなミュージカル映画のひとつですが
あのころ妖精のように可憐だった彼女は
今や4人の孫をもつ67歳だといいます。
う、美しい!
(ちなみに徹子さんは77歳、こちらはもっと驚き)
このままずっと
スクリーンで輝いていて欲しい女優さんです。