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  • 2021.01.28 Thursday
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「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」は
アルコール依存症を克服後、腎臓ガンで2007年に亡くなった
戦場カメラマン鴨志田穣さんの自伝的小説を元にした
映画です。

元妻は人気漫画家の西原理恵子さん。
アル中の旦那に愛想を尽かした彼女、
一度は離婚するのですが
結局亡くなるまで
ふたりの間にできた子ども達を父親に会わせ
家族としての交流を続けます。

夫の理不尽な暴言 暴力に耐え
2人の子どもを養うために
漫画を書き続ける 母としての逞しさ、気丈さを
永作博美が見事に体現していました。

また 全く同情の余地ナシな
「アルコール依存症ダメ男」を
浅野忠信が演じており
素敵な忠信ならアル中でも許せるか否かと
鑑賞中もシュミレーションしてみましたが
私には無理でした。

依存症を克服するために入った施設。
ここでの一風変わった暮らしぶりや
医師と患者達とのやり取りが
ユーモアを交えて描かれていて
暗い映画の中の陽だまりのようで
好きなシーンでした。

時々 西原さんの描くイラストが登場するのですが
これがまるでこの世とあの世の境目のように儚い色彩なので
より哀しみを深めていたように思います。

ラストに 忌野清志郎の曲
「誇り高く生きよう」が流れてきて
ああ、この人も今はいない人なんだと
しんみり…

大切な家族や友人に囲まれている
今の自分の幸せな暮らしや
限りある命の尊さなんかに
思いを巡らせ シアターキノを出たら

はやくうちに帰らなきゃ、と切なくなりました。










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「空気の器」

一枚の まん丸の紙に
同心円状にたくさんの切り目が入っていて
ふちを持ってゆっくり広げていくと
あら不思議。
器の形になるんです。

これはトラフ建築設計事務所という会社の
お若い男性2人組が考えた紙の器。

雑貨屋さんなどで見かけるたび
実際に紙を伸ばしてみたい…
という欲求にかられていたのですが

「紙の器の本」(美術出版社)という
このプロダクトの秘密が書かれた本が
紙の器の付録つきで発売されたので
迷わず買い求めました。

切り込みの入った紙を
自分の手によって立体化させる作業は
幼い頃作った筒状の七夕飾りや
桃などを包む網状のポリエチレンのネット
を思い出させます。

でも紙で器を作ろうなんて
建築家ならではの楽しい発想なのだなぁ。

この器は大きくして花瓶のようにしたり
小さく作ってお菓子を入れたり自由自在。
使わない時は畳んでしまえば一枚の紙に。

空気をはらんで呼吸をしているみたいにも見えて
部屋の中でやわらかく優しい存在感を放ちます。

まずはイタズラ心でこんな帽子を作ってみました。




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いいなぁと思う父娘カップル
文学界では森鴎外&森茉莉
スポーツ界ではアニマル浜口&浜口京子
そして芸能界では
こちらの父娘ではないかしらと
この本を読んで感じました。

「父と娘の往復書簡」
松本幸四郎・松たか子

普段は面と向かうとあまり会話のない親子だそうですが
(どこのうちも大抵そうですね、
母と娘ほど親密ではないものですね)

2年間に渡り送り合った24通の手紙には
演劇人としての仕事に懸ける情熱や
お互いを思いやる愛情が溢れており
このような気持ちの交換が素直にできる関係を
羨ましく思いました。

たか子さんが結婚する直前に綴られた
幸四郎さんによる短い手紙には
娘を思う父の懐深い気持ちが
まっすぐに伝わってきて特に胸を打たれました。

わが父は
私が小さい頃から仕事や(遊び)に忙しく
遊んでもらった記憶は殆どないのですが

私が二十歳を過ぎてからは
バーや鮨屋によく連れて行ってくれ
2人で飲みました。

何を話したかは忘れたけれど
お店の人に「娘なんだよー」といちいち絡むのが
恥ずかしかったのは記憶しています。

お酒にまつわる話といえば
こんな事もありました。

あまり酒が強くないのに
ぐでんぐでんになるまで飲む父
ある日 自宅で酔っ払い
立ち上がってフラフラ〜
次の瞬間 バリバリッ‼

バカラのグラスに思い切り尻もちをつきました。
お酒が入ってますから
そりゃ沢山の血が流れました。

尻にガラスの破片を何個も刺したまま
四つん這いで車の後ろに乗せられた父を
救急センターまで運んだ夜のことは
今では笑い話です。

だから巷に存在するような
素敵な父娘関係とは程遠い私達ですが

いつまでも
焼肉の後に あんみつとどら焼きを食べる
パワフルな父でいて欲しいなと
娘は思っています。































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ひとりでおやつの時間。
ケーキなら いつもは
小さくて見た目も麗しいものを選ぶけど

たまに食べたくなるのが
アメリカのお母さんが作るような おっきな
ピーカンナッツケーキや
チョコレートレイヤーケーキ
レモンパイ。

ガツンと甘く一個でお腹いっぱいになるようなヤツを
濃いコーヒーと一緒に食べたくなるのです。

札幌に珍しいアメリカンタイプのケーキ屋さんが
あるのですよ。

「Dread Naught BAKE SHOP」
札幌市中央区南9西17 1-25

素朴なケーキ以外にも
レーズンとオーツのクッキーなどもあり
値段も一枚100円くらいとお手頃。

箱もそっけなくて アメリカ〜ン!


いろんな国を旅行したけれど
アメリカにはまだ行ったことがありません。

60歳になったら
真っ赤なサンダーバードカブリオレを運転して
グランドキャニオン〜モニュメントバレーあたりを
ぶっとばしたい。
映画「テルマ&ルイーズ」みたく。

その時は誰を助手席に乗せようかな?






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フランソワ オゾン監督
カトリーヌ ドヌーヴ主演の映画
「しあわせの雨傘」を観ました。

原題の「potiche」は
花瓶や置物という意味を持つフランス語で、
雨傘工場を営む夫をもつ
能天気なブルジョア主婦=カトリーヌ ドヌーヴが
心臓発作で倒れた夫に代わり傾きかけてた工場を再生させ、
ついには◯◯にもなってしまうという
お飾り(potiche)だった彼女の人生が一変する
サクセスストーリー。

70年代という時代背景になぞらえた
ファッションやフレンチポップス、
ドヌーヴのコミカルで可愛すぎるダンスや歌も堪能できて
新春からたのしい薔薇色気分に。

だって のっけから
赤いイモジャージ姿に
チュールのネットを頭に巻いたドヌーヴ様が
自宅の森をポエムを作りながらジョギングする…
というシーンが登場するのですよ。

これはドヌーヴファンのための
ドヌーヴ映画といえるかもしれません。


先日「徹子の部屋」に
19年ぶりにドヌーヴが出演しました。

親日家の彼女は大福が大好きで、
パリでの休日はノーメイクで近所に出歩くなど
大女優らしからぬ微笑ましいエピソードを
貫禄たっぷりに披露。
ますます好きになりました。

「シェルブールの雨傘」は
大好きなミュージカル映画のひとつですが
あのころ妖精のように可憐だった彼女は
今や4人の孫をもつ67歳だといいます。
う、美しい!
(ちなみに徹子さんは77歳、こちらはもっと驚き)

このままずっと
スクリーンで輝いていて欲しい女優さんです。




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子どもが一人で初めて小学校に行った
春の日のこと。
たった15分の道だけど
無事帰ることができるか心配で
道路に出て待っていた私。

そのうち100mも先から
ふら〜りふらり ジグザグと
歩きながらこちらへ向かってくる
小さな人が見えて
ほっとしたのを覚えています。

私たちはこの世界では
ほんとに小さな存在で
平凡な毎日を積み重ねて生きている

ただいま、と帰ってくる家があり
おかえり、という誰かが待っている
湯気のたったご飯を食べて
ぬくぬくの布団で眠る

あたりまえの毎日
そのありがたさを
たまに忘れてしまうけど

阪神淡路大震災がおきて
16年目の昨日
そんな日々が一瞬で崩れさってしまった
たくさんの人がいたということを
思い出し

健康で毎日を生きていられることを
感謝しなくてはと

今年はじめてのヨガをしながら
心の中で手を合わせました。






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小学生の頃 集めてたもの。
かわいい柄の折り紙、便箋、メモ用紙
香り消しゴム、切手、シール。
放課後、誰かの家に集まって
交換しあったりしていたよね。

大人になってから私は
箱を集めるようになりました。

京都の美しい和菓子の箱
ベルギーやオーストリアのチョコレートの箱
プレゼントにもらったフランスの鋏の箱

気に入ったものは
食べたり使ったりして中身がなくなっても
また新たに大切な物をしまう入れ物として
利用しています。

たまに
どうしても中身より箱が欲しくて
買ってしまうお菓子もあります。

デパートには
バレンタインが近づくと
魅力的な箱に入ったチョコレートが
たくさん並ぶでしょう?

今年もいまから楽しみなんです。













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野外で食べたり飲んだりするのって
普段より美味しい気がするのは
なぜでしょう。

公園でお弁当はもちろん
海辺のデッキチェアーで飲むビール
ビアガーデンで食べるジンギスカン…

今日は
かまくらでカップラーメンが食べたくなり
玄関先の小さなスペースに
子どもと一緒に作ってみました。

完成したかまくらの中での
宴会タイム。
カップヌードルやビール(息子はカツゲン)を
「うまいねーうまいねー」と
言いながら味わっていたら

郵便屋さんが手紙を届けにきて
ちょっと恥ずかしかったです。

夜はキャンドルを灯したら
美しかろうと いくつか飾ったら
怪しい宗教の祭壇みたくなってしまいました。

新興宗教オモイデ教!

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「Les Tricots de Coco」
フランスから届いた編み物の本。

1月はモヘア、5月はコットン、6月は麻、
9月はツイード、12月はカシミア…というように
月ごとに糸の素材を変えて作る
ニット小物のレシピが
美しい写真とともに載っています。

この本を作ったcocoさん自身が
作品を身にまとって
着こなしの提案をしているのですが

どのページも遊び心いっぱい
カラフルだけどシックにまとまっていて
さすがフランス人のお仕事です。

そしてこの本とともに
白い毛糸1巻とピンクの編み棒がセットになって
水玉の大きなトランクに納められているのです!

こんな手芸本
日本では見たことありません!

素敵な本以外にも映画 アート
誰の真似でもないお洒落をしてる人

そんな物や人から
アイデアの断片をもらい
自分らしい味つけをして 新しい作品を作れたら
といつも思っています。








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三連休、たっぷり雪が降ったので
家族と姪を連れて
チューブ滑りをしようと
滝野すずらん公園まででかけました。

滝野の丘陵に作られたチューブ滑りのための坂は
マイナス9度の冷気で
テッカテカに光っています。

ビンビンに凍った空気は
肺に刺さる程冷たく
大きなチューブをひいて
山を登るのは何かの修行のようでしたが

登りつめて滑る時は
なんとも言えず爽快で
ただただ バカみたく
アハハハハーと笑えてきて
頭の中が空っぽになりました。

お昼に美味しい野菜カレーを食べた後は
急に冬のアシリベツの滝を見たくなって
雪道を15分程歩きました。

目の前に広がる滝は
半分以上が凍っていましたが
滝の飛沫の形のまま
薄い緑色に凍っていて
夏にみる滝よりも神秘的で
荘厳な面持ち。

アシリベツの滝のことを
息子は「オシリベツの滝」とふざけて言いますが

オシリベツの滝
確かにここには神様がいると
私は感じました。










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