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  • 2021.01.28 Thursday
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ここ何日かの陽光で
雪解けのすすんだ札幌です。
退屈で爆発しそうな春休み中の息子を連れて
ドライブへ。

途中、芸術の森美術館に寄り道し
森山大道写真展 北海道〈最終章〉を
観ました。

2009年から展示物を替えつつ
北海道各地を巡回してきた「北海道」シリーズの
ラストを飾る写真展。

1970年代の札幌 旭川 小樽 東川 留萌の町の風景は
どの町並みにもおぼろげながら 記憶があるようで
一瞬でタイムスリップしてしまいました。

ギャラリーの広さに合わせて引き伸ばされた
何枚ものモノクロームの写真に写るのは
つつましく、おんぼろで愛らしい
昭和の町。
いたるところに 小さな子どもや 親子連れの姿が写っていて
暮らしの匂いが感じられます。

その時代に子どもであった私には
郷愁と淋しさをまとって迫ってくるようでした。
(息子の目には 舞台のセットや架空の町のように映ったかな)

展覧会用に作られた冊子に寄稿された
森山さんの言葉が印象的でした。

「(最近の北海道は)驚くほど町々から人影が失せていた。
かつては どんな小さな町にしても、夜間は別として
もっと路上に人の生活が見えていたという記憶がある。
つまり、街路で人々を写せたのだ。(中略)
しかし、これは北海道に限った現象ではなく、
日本全国のローカル全体についても言えることで、
要するに、時代の推移につれて
日本人の生活の様式が大きく変わってしまったのだろう。
言ってもせんないことではあるが、
長年路上カメラマンで過ごしてきたぼくとしては、
それなりに淋しい思いである。」

同感です、森山先生!
確かに 嘆いてもせんないことではあると思うけれど
春休みだというのに 外では子供たちの姿が
あまり見当たらないという状況に私は毒を吐きたい。

家を飛び出して もっと遊ぼうよ 子供たち!
(そして親は習い事ばかりさせず子供を外で遊ばせろ)




















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川島小鳥さん 撮影による、
佐渡島に住む女の子の四季を切りとった写真集
「未来ちゃん」が装いも新たに
ボリュームアップして再出版されました。

ブックデザインは
祖父江慎(+コズフイッシュ)さん。
造本は 隅々まで大きく写真が見られるように
ガバッと開くと本が平らになるコデックス装、
本の角も、はじっこが折れないように
丸く切り揃える工夫がされて
とても凝った作りになっています。

写真家、装丁家、印刷所の人たち、
そして出版社のナナロク社の皆さんが
いい写真集にしようと長い時間をかけて頑張ったことが
この本を見ると一目で分かります。

未来ちゃんの天然・無垢な可愛らしさは
それはもう 語るに及ばないのですが
あえて言うなら 彼女は
人間に進化を遂げる前の妖精なのではないかと思うのです。

この世の終りかというような泣き顔
邪気の一切ない 日向のような笑顔
全身全霊でカキ氷を頬張る時の 濡れた黒豆のような目

どの未来ちゃんも 佐渡の素朴な景色の中で
キラキラと朝露のように 眩しく光って
私の心を柔らかくしてくれるのです。

「未来ちゃん」は彼女の本名ではないそうですが
こどもは みんなの「未来」だと
今 ほんとに そう思います。






















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旦那さんから「今夜 ご飯いらなくなった」
というメールが入ると
息子と2人の気ままな夜になります。

それが金曜日だと 次の日は学校が休みだから
パッとラーメンを食べ出かけることもあるのですが

今夜は家でのんびり飲みたいなと思い
鶏だんごのグラタンと サロマ湖の牡蠣を用意して
簡単ディナーと相成りました。

お酒は 近所の友達から 物々交換でもらった
フィンランドのアイスワイン。
キンキンに冷やしたから 甘くても美味しかったー。

デザートは これまた 近所のお気に入りカフェ
「佐藤珈琲」で作っている タルト タタン。
キャラメリゼされたリンゴが黒光りしていて
タルト タタン好きにはこの苦味がたまりません。
(いま佐藤珈琲ではこのケーキの売り上げを
義援金として寄付するそうです)

「自分の好きなものを好きなだけ作れるようになるから
料理のできる男になりな〜」
「大人になるって自由で楽しいよ〜」
などと息子にからんで 嫌がられる夜でした…






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「THE BEGINNING」
Exhibition of Hybrid Generation

という現代アートの展覧会が札幌PARCO新館5階で
3/27(日)まで開かれています。

東京や外国ばかりに目を向けていたので
北海道を拠点にして国内外で活躍するアーティストが
こんなにいるとは 私、知りませんでした。

先日、同じ場所で開催されていた PARCOワンデイブックスで
お店に来てくれた方が
この展覧会に作品を展示する予定のアーティストで
それで 教えてもらって知りました。

最近は小説家でも 美術家でも
北海道に住まいながら 作品を発信する人が
増えてきているんですね。

今 北海道のアート界が熱いということを
アートに関係する仕事を持つ人は別として
札幌に住む一般人は意外と知らないと思うので
今回の展覧会は 現代アートを身近に感じられる
入口となるような内容だと感じました。

難解でアナーキーな作品は少なく
(勝手な辛口を言えばそこが物足りないけど)
気持ちがウフフと軽くなったり
頭の中に???が浮かぶような作品もあったりで
入場無料でこんなに楽しませてくれてありがとう!

画像は
森本めぐみさんのオブジェからのぞいた
藤倉翼さんの写真作品。
青と白のコントラストがきれいだったので パチリ。

写真撮り放題なのも さすが北海道、
太っ腹ね。

作品はほとんどが購入可能。
手頃な価格のものも多いので
気に入ったなら
ハーブ&ドロシーみたく買っちゃおう〜!








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いま 日本全国から、世界中から、被災地の方に向けて
続々と愛が送られはじめてますね。

チャリティー募金という形でライブを行うミュージシャンたち。
とくに渋谷でのユーヤさん(内田裕也)は、
さすがのロッキンローラーぶりで かっこいー!

私のまわりでも、ハンドメイドの作品やお菓子を売って
募金する活動を始めた人や
自治体に物品を持っていく人…
さまざまですが
みんなやっぱりジッとはしていられないよね!

佐川急便が 東北地方へ 営業所留で
配達をはじめました。

さっそく母と一緒に 妹一家に向けて
救援物資を集め 励ましの手紙を添えて
箱詰めしました。

缶詰類、もち、米、焼きそば弁当、
レンジで乾麺の調理ができる容器、
六花亭のお菓子、生理用品、お尻ふき、
暇を持て余してる姪っ子のための 油粘土、ぷっちぐみ(雑誌)、
ニットアーティスト miamiさんからチャリティーで譲ってもらった
ニット帽(とってもかわいいの!)
ご利益ありそうなマツケン殿が微笑む柿ピー etc…

開けて歓声が上がることを 願いながら…

佐川急便さん、頼んだぜ!





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あの日から
いろいろ考えすぎて 心が揺れたけれど
はっきりと分かったこと。

震災に遭われた方たちには
いま一番必要なのは 充分な衣食住。
生き続けるための、最低限の栄養分。
なかなか難しいですが、
それらが行き渡ったときには
心にも 美しいもの 音楽 本や映画などのビタミンを
与えなくては 心が枯れてしまうということを

不安な気持ちを圧して参加した 「PARCOワンデイブックス」
を通じて感じました。

地震のあった次の日にもかかわらず たくさんの人が来てくださり
私たちのお店を覗いてくれたり 本や雑貨を楽しんでくれたりしました。

今回はじめて挑戦した「森の 絵本読みたがり屋さん」
では 多くの方に絵本を読むことができ 感謝しています。

つぶらな瞳で絵本と私の顔を交互に見ながら
楽しんでくれた6ヶ月の赤ちゃん。

お母さんに絵本を読んでもらった子どもの頃を
思い出したよと言ってくれた男性。

世界中を旅してみたいと目を輝かせ話してくれた
大学進学が決まったばかりの女子高生。

どんなに辛い状況でも想像力があれば強く生きられる事を
一匹のネズミが教えてくれる絵本「フレデリック」に
震災を重ね涙してくれた女性。

絵本がこんなにも人の心を揺さぶり
励ましてくれる友達のような存在であることを
再確認しました。

そして

口惜しくも命をおとされた方々は
かの地へ迷わず辿り着き 会いたかった人に会えますように。

震災に遭われた方々が
希望を捨てず 光射す方向を目指して進み
一日も早く 自由な暮らしができますように。

さいごに
仙台に住む妹と 関東に暮らすたくさんの友人に
いつも心にとめている 一篇の詩を贈りたいと思います。

「いつも心に太陽を 唇に歌を」

心に太陽をもて 唇に歌をもて
嵐がふこうと 吹雪がこようと
天には黒雲 地には争いが絶えなかろうと

いつも 心に太陽をもて 唇に歌をもて
軽く、ほがらかに
自分のつとめ 自分のくらしに
よしや苦労が絶えなかろうと

唇に歌をもて
苦しんでいる人 悩んでいる人には
こう 励ましてやろう

「勇気を失うな 唇に歌をもて
心に太陽をもて」

(ツェーザル フライシュレン
山本有三 訳)















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PARCOワンデイブックス
3/12(土)明日いよいよ始まります。
私どもの店「メゾン ド トーキョー5号室」の一角で
「森の読みたがり屋レストラン」も
ひっそりとオープンします。

「森の読みたがりレストラン」とは
あなたのご気分に合わせた絵本を
約30冊のメニューの中から選んでいただき
あなたのためだけに
私が本を読んでさしあげるというレストランです。

レストランですが お食事はありません。
どうぞ活字を追わず、
絵と声に心を向けてください。
そうすれば、子どもの頃のように
絵本の森の中で遊ぶことができるでしょう。

お代は
大人 一冊 100円
子ども 無料

先着10名様には「森のおやつ」をプレゼントいたします。

楽しいパフォーマンスに お付き合い頂けましたら幸いです。

「PARCOワンデイブックス2days 」は明日から!
お待ちしています!

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1日だけの書店
「メゾン ド トーキョー 5号室」
ただいま開店準備中です。

店員は3名。
お客様に楽しんでもらえるよう それぞれが
「森の中の本屋さん」をテーマに
工夫を凝らした店づくりを目指して
仕事の合間、家事の合間に
頑張っています。

ひとりは
昨年も好評だった「文庫本くじ」のクジ作り
(クジがそのまま栞になるカワイイ奴です)と
私たち3人で6月に発表する予定の
とある書物の宣伝用チラシを作ってくれました。

もうひとりは お人形作家なので
とびきりカワイイ手づくりの「乙女用しおり」を販売します。
それから 個展のたびに発行している
「乙女新聞」の号外版「恐怖じゃない新聞」を
無料で配るそうです。
たのしみですね。

私は フェルトで作った「森のブックカバー」を
ほんの少しですが 販売します。
それと プチイベントとして
「森の読みたがり屋レストラン」という
一対一の読み聞かせをしようと思います。
こちらについては また明日詳しくお知らせします。

あっ!
ディスプレイのイメージは「森」ですが
出品する本は 森ガール的なかわいらしい本は
少ないことは申し上げておきます…

札幌のみなさん !3/12(土)は PARCO別館5階
「PARCOワンデイブックス2days」へ
お越しくださいねー!


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若くてキレイな男子より
ああ 「とんでるオヤジ」が好き!
とんでるオヤジのトンデモ本が気になり、
オヤジのジャンルを問わずいろいろ読んでいます。

私にとっての「 とんでるオヤジ」とは…
見た目も言動も 超・個性的
好きなことには人の百倍 気合いと金を注ぎ込んで
時には犯罪ギリギリのやんちゃもしてしまう
愛すべきオヤジのこと。
(実際 勝新のようにお縄頂戴しちゃった場合も)

「俺はロッキンローラー/内田裕也 」によると
今やROCK界の御大 内田裕也は
70年代を ハワイの国際映画祭だろうが ステージだろうが
なぜかギンガムチェックのパジャマで通したため
シラフなのに LSDやってると思われていたとか。

とある洋服屋さんの店長からお借りしている
「ロングヘアーという生き方/ みうらじゅん 高見沢俊彦
リリーフランキー対談集」
みうらじゅんとリリーフランキーの面白さは
以前からそうとう熟知していましたが
今回始めて 高見沢俊彦が実はとんでるオヤジだと知り
大きな収穫でした。

他にも、とんがり続け 異端児でいることの
カッコ良さを教えてくれたオヤジ達を
思いつくまま挙げると

横尾忠則、岡本太郎、楳図かずお、アラーキー
鈴木慶一、あがた森魚、高田渡、矢沢永吉
横山やすし アントニオ猪木etc…

もうこの世にいない人もいるけれど
彼らは 昨今の草食系とは
生きてる次元が違う いい男たち!








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札幌の南区
藻岩山観光道路入口そばに
雑貨好き乙女のワンダーランドがあります。

その名も coremo(コレモ)。
coremo…
どこか遠い国の 素敵な言葉なんだろうなと
思っていたのですが オーナーさん
「意味ないのー!
あれもこれも欲しくなっちゃう店にしたいと思ってー」
と笑いながら教えてくれました。

ええ!ダジャレとは思わなかったよ!
明るく愉快な方なので お店で話しこんでしまうお客さんも
多いのではと推測します。

日光が気持ちよく差し込む 清潔な白い空間に
ハンドメイドの布小物 陶器 アクセサリー がたくさん。
オーナーセレクトの洋服や 日用雑貨 お茶など
さりげないセンスの光る逸品も。

「嘘とミシン」の小物も
こちらに仲間入りさせていただくことになりました。
嬉しいです!

「coremo」

札幌市南区川沿2条3丁目
2-6 グローバル川沿1階
011-572-7766 open 10時〜15時
土日祝 定休 Pあり
http://petit2bonheur.blog33.fc2.com/

藻岩山付近は
おいしいレストランやカフェも多い地域です。
お友達と一緒にcoremoさんに寄ってから ランチというのも
清く正しい乙女の過ごし方かと思います!









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嘘とミシン商品取扱い店『 me chill 』

札幌市中央区南1西17 1-18 白樺ビル5階 502号室 011-676-4898 10時open~18時30分最終受付 日・祝 定休

『 雑貨店 fève』

札幌市白石区東札幌2条2丁目1-19 011-878-0330

嘘とミシンの作品通販サイト『minne』

http://minne.com/usotomishin

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