月刊「たくさんのふしぎ」は
知らなかったことを優しく教えてくれるから
毎号楽しみにしている本。
『クラゲは花』
んむむ?クラゲが花とは一体どういうことかしら?
という疑問を解決したくて本を買ってみました。
海にプカプカ漂流しているクラゲは
海底に貼りついた「ポリプ」と呼ばれる
ベース(基地)から生まれるものなのだそう。
イソギンチャクのような形のポリプは
春から分裂を繰りかえし変体しながら花びらのような形になり
しだいにその身が剥がれて次々と海中に浮いていきます。
これがいわゆる海の上から見えるクラゲの姿で
秋にポリプから旅立ったクラゲは
受精卵を産み落とし、その卵がまた海底でポリプとなって…
という一連の流れが10億年前から
繰りかえされているのです。
だから9月にクラゲが大発生して
やがて消えてゆくのだ、と
納得しました。
樹木が春から夏にかけて葉をつけ花を咲かせ、
秋に枯れていくのと同じ。
まるで桜の花のように儚い命の
クラゲは だからこそ美しいのでしょう。
クラゲの他にもうひとつ好きな物体がキノコ。
キノコの姿そのものが愛らしく
椎茸の裏側のヒダヒダなど
調理の前にずっと眺めていても飽きません。
先日、仲良しの雑貨屋のお姉さんから
「キノコストラップのガチャガチャがあるんだよ」と聞き
息子とスーパーを探し回ってついに見つけました。
一番欲しかったベニテングダケ(ちなみに毒キノコ)が
当たった〜!
息子にはマツタケが当たったのに
ランドセルにつけて行ったら
一日で落としてきちゃった。
道路で見つけた人はびっくりするかもしれません。
「ま、マツタケやないかい!」って。
それくらい、手触りもリアルなんです。
あまりにガッカリしている彼がかわいそうになり
もう一回ガチャガチャさせてあげた
優しい私。
そしたらこんどはガンタケが当たりました。
お菓子の「きのこの山」みたいな
かわいらしいキノコです。