大好きな映画監督デイヴィッド リンチ。
彼は日常生活において、朝晩の瞑想を欠かさない人なのだそう。
「大きな魚をつかまえよう」
デイヴィッド リンチ著 (四月社)
この本には リンチがTM(Transcendental Mediation)
=超越瞑想
と呼ばれる瞑想から 精神の安らぎと
作品づくりのアイデアを得ていると書いてありました。
瞑想と聞くと怪しい宗教の匂いを感じる人も多いでしょうが
多々ある瞑想法の中でも超越瞑想は宗教とは関係なく、
「幸福感を養うのを目的として
普段眠っている前頭前野を活性化させるための技術」
のことを指します。
リンチの他にも ビートルズのメンバーや
クリント・イーストウッド、
スティービー・ワンダーなどもその実践者であるとのこと。
「ツイン ピークス」や「イレイザーヘッド」
「ブルーベルベット」
近作では「インランド エンパイア」など
常人には思いつかないような
奇妙で不思議な映像をたくさん見せるリンチ作品は
シュールレアリストであるからこそ生まれたものだと思っていたので、
リンチ作品が自身の瞑想に深く関係していたことを知れたのは
嬉しい収穫でした。
リンチは 制作のアイデアが閃くことを
「大きな魚をつかまえる」と表現しています。
「必要なことはアイデアが全て教えてくれるから
大きな魚を掴んだら離さず、
脱線してると感じたら修正しながら
とにかくアイデアに忠実であること。」
と物作りの極意を教えてくれています。
「アイデアこそすべて」
制作活動にはこれが一番大切だというのは
私にもよく分かるような気がします。
リンチの新作映画をずっと楽しみにしているのですが
なかなかその知らせが届かないのは、
リンチさんもまだ新しい大きな魚を
掴まえられないでいるからなのかもしれません。
これまた不思議な エコカルチャー雑誌
「murmur magazine」。
(エムエム ブックス刊)
「黒柳徹子3万字インタビュー」
「江戸時代まで日本人がしていた呼吸法、密息と健康について」など
毎号ユニークな特集で私を引きつけてやまない雑誌です。
そんなmurmur magagine、今号は「数秘術」の特集。
生年月日から誕生数を割り出し
その数字が持つメッセージから
「わたし」への理解を深めようという数秘術。
誰もが、気になる数字や好きな数字があると思います。
私は以前から1と8が好きなのですが、
数秘術法で計算してみると
私と夫の誕生数は同じ8、息子の誕生数は1でした。
2はバランス、5は自由、8は豊かさなど
それぞれの数字には意味があり
その人の資質を示してくれるそうです。
占いのひとつと言ってしまえばそれまでですが
瞑想法も数秘術も自分を見つめるいい機会を与えてくれるものと
軽く捉えて
(瞑想だけは軽くTRYできるものではないですが!)
様々な方法でセルフコントロールすることが
必要な時代になってきているような気がしています。