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  • 2021.01.28 Thursday
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乾杯のポーズが様になるのは
日本人ならボスこと石原裕次郎、





そして今ならギャツビーでしょうか!

2013年度版の「華麗なるギャツビー」を
豪華な衣装とセット見たさに劇場で
鑑賞してきました。






1974年度に公開された
ロバート・レッドフォード版のギャツビーが素敵だったので
主役がディカプリオと知って少々残念に感じたのですが、

意外とこっちの方が原作のギャツビー像に近いのではないかと思わせる
人間味のある描かれ方をしていました。







狂騒の時代と呼ばれる1920年のニューヨーク。
アールデコ、女性たちのフラッパースタイル、ジャズミュージック、
チャールストンなどこの時代を象徴するキーワード。

それらがギャツビー邸で開かれるパーティーのシーンに
これ以上ないくらいの豪華さで散りばめられており
カメラワークも速くて目も眩むほどでした。


2Dで観たのですが、3Dで観ていたら
目がチカチカするどころか
内容を覚えてない状態になっていたかも。


華やかなシーンが多い前半よりも、
ギャツビーの素性が露わになってゆく
物語の後半の方が映画としては興味深く。
F スコット フィッツジェラルドの書いた
原作を読んでみたくなりました。村上春樹訳で!


(以前ブラピが出演した映画「ベンジャミン バトン 数奇な人生」の
原作者も フィッツジェラルドと知りました。)

だから絶対面白いに違いない。






タイトルロールやポスターに使われている
アールデコ調のモノグラムデザインがカッコいいのです。






J・ギャツビーの頭文字を真似て
自分のイニシャルでモノグラムを作れるサイトを発見。


私の場合はT.Tになるので なんだかカッコ悪いのですが

「華麗なるトモビー」だよ〜!








「先輩!置いてかないでください!」

白い中折れ帽でトニー レオン気分の
我が家のグランドマスター、S先輩。

日曜日は少し早起きして、彼の先導で
北海道神宮の「神宮マーケット」に行ってみました。






6時半からの開店ですが 7時過ぎには
もうたくさんの人が。


朝の清々しい空気と夏らしい青い空が気持ち良くて
立ち並ぶ40軒近くのお店にワクワク。

野菜にお花、移動式コーヒー屋さんなどの他に本や食器、
雑貨屋さんやハンドメイド品を並べたお店もありました。


お客さんは、野菜マジ買いのおばさんから
マルシェかごを持ってアンティーク雑貨を品定めする
お洒落なお嬢さんなど、自由な雰囲気が良いですね〜





私は うめジャムと小さな花の苗、美味しそうな蕗、
それから 昭和のデッドストックの七夕飾りを買いました。


7月になったら、この古い紙の七夕飾りに
願い事を書いて飾る予定です。






この日は 芸術の森で開催中の写真展
「ロベール ドアノー展」も観に行きました。


20世紀を代表する写真家ドアノーは
パリの街や人を取り続けた人として知られています。


とても有名な、恋人たちのロマンチックな写真の他に
第二次世界大戦中の市井の人々を撮った貴重な写真や
ピカソやココ シャネルなど著名人を撮影したポートレートなど

とても幅広い仕事をしていたことが分かりました。







バンドネオンのBGMが流れる物販コーナーが
パリ一色でした!

ピエール・エルメのマカロン(完売)や
新進気鋭のデザイナーのアクセサリーに
ナタリー・レテの雑貨など
パリ気分に浸った展覧会の余韻を楽しむに
充分な品揃えでした。



「うむ、最近の札幌の美術館はなかなか頑張っとるのぉ」
と思いながら、ドアノーにしては珍しい
カラー写真のポストカードを一枚買いました。



部屋の壁に貼って、今年はParisに行けるようにと
願掛けしております。






そうだ、芸術の森はトイレも素敵なんですよ。


入口だけでなく、個室にもちゃんとシールが貼られていたよ!









魅力的なイベントへのお誘いが続く今日この頃。


木曜日は、隠れ家的マンション シャトー・ル・レーヴ
301号室coin〈コワン〉で開催中の

《Pauline vol.4 sugri×moss*》へ。






pauline展は帽子のメゾンSugriと
家内製手工業人moss*のユニットによる展示会。
東京からやってきてくれました。


今回は〈Paris7区の老舗ビストロを経営するマダム、
ポーリーヌのワードローブ〉がコンセプト。


年を重ねてもお洒落心を忘れない
マダムご愛用の品々が店内に並びます。

シルクの黒いリボンがついた麦わらの中折れハット
ヴィンテージのスカーフで作られたヘッドドレス、

花びらのついた真っ白なインドシルクのワンピースに
茶色いシルクシフォンの儚げなドレスなどなど…

それらが飾られたcoinの店内はまるで
マダムが出かけてしまったあとの
Parisのアパルトマンの一室のようでした。


moss*の石澤さんとのお付き合いは10年以上になります。
ですが札幌でお会いする機会はなかなかないので、
再会を喜び合いました。


また coinには今回はじめてお邪魔したのですが、
学生時代に私と同じティールームでアルバイトをしていた方が
すっかり大人の女性になってcoinのオーナーになっていたので、
びっくり!

こちらは実に20年ぶりの再会だったため、
互いに大興奮。


東京と札幌とパリの縁が一気につながったような
不思議な日でした。







金曜日の昼下がり。

これまた友人のFurukawa Yukoさんが参加しているグループ展
〈夏のアクセサリー展〉を覗きにBrown Books Cafeへ。







小さな屋根裏部屋のようなギャラリーに
キラキラと眩しい光を放つもの、
細やかな手仕事が感じられるものなど、
夏向けのアクセサリーがいっぱい。

6人の作家さんが、持ち寄ったアクセサリーを
「せぇの!」で一斉に展示した
楽しい雰囲気が感じられました。





写真は ARMEDEJETさんの作られたシャンデリア。
なんと全てアクセサリーでできていて、
好きなものを外して購入できるのです。

カラフルな色のビーズや石がライトに反射して
眺めていて飽きなかったな〜

こんな見せ方って楽しくて素敵だなぁと思いました。







夜は〈羊毛とおはな〉のアコースティックライブへ。


ボーカルの千葉はなちゃんの声は 例えるなら
ウィーン少年合唱団の少年たちのように無垢で
想像上の聖母マリアのような慈悲深い歌声。


活動をはじめて10年が経ったそうで、
30名ほどの観客に向かって(カフェなのでこれで満席)
噛みしめるように 「ありがとう」
の言葉を繰り返すはなちゃんに、
観客席からは大きな拍手が沸き起こりました。


外に出てみると、月がまん丸。

吹く風が夏の匂いを運んでくるような
気持ちのよい夜でした。





東京から帰ってきてすぐ
友人の人形作家、かとうゆりあさんの展覧会に出かけました。


かなり前から頑張って準備していたのを聞いていたので
とっても楽しみにしていた私。


宣伝用ポストカードの写真からも
お分かりいただけると思いますが、
いろんな色が溢れてる。でも気品漂うお人形たち。

それが ミラクルゆりあワールド!


壁にはお人形たちが入った箱が並んで
飾られていたのですが、
その箱もきれいな紙をコラージュして作ったオリジナル。


お人形一体一体のイメージに合わせた
まさにオーダーメイドのお家なのでした。

お人形たちは幸せです。






すべての作品の母であるゆりあちゃんが
子どもたちの身だしなみを整えている様子。



そして近くで見ると分かるのですが、
お人形たちは実に細かい工程を経て
愛情たっぷりに作られています。


ギャラリー中に飾られている人形たちはすべて
元は彼女の頭の中にしか存在していなかったもの。

作りたいと思ったものを形にするためにデザイン画を描き
材料を揃え、納得がいく姿にするまで ひたすら手を動かす。

そのために費やした時間と思いを想像した上で
あらためてお人形たちを眺めると、

こんなに綺麗な作品をいっぱい見せてくれて
本当にありがとう!という気持ちになりました。

魂のこめられた仕事は見る人の心を動かしますね。








天井からぶら下がっていた
なぞのキューティ火星人にハートどきゅーん。

持って帰りたい。


しかし、時すでに遅し。
モウ ドナタカニ ホカク サレテイタ〜!


かとうゆりあさんは 今度は10月に
東京・蔵前のcholonで個展を開くそうです。
(蔵前が今キテル!のだそうですね)


またお知らせしますが、東京近郊のみなさんはぜひぜひ!

近くでお人形たち(とスーパーお洒落なゆりあ嬢)
に会えるチャンスですよ〜




旅には本ありき、です。
長い移動時間や夜ホテルで眠る前、
気軽に開ける文庫本を旅の道連れに。





品川駅構内のエキュートという商業施設に
PAPER WALLという小さくも洒落た書店がありまして

こちらでとても素敵な童話作家の本と出会いました。

《春の窓/安房 直子》


安房 直子(あわ なおこ)さん。
生きていたら70歳になっているでしょうけれど、
肺炎で50歳の時に亡くなられています。

グリム童話やアンデルセン童話のように
森や海などの自然、動物や植物が多く登場する
幻想的な雰囲気のお話が多いのですが、
日本民話の持つ暗さや湿り気のような趣も感じられます。

何より、優しい日本語の響きを生かした
流れるような美しい文章にうっとり。

小川未明や中勘助の本に出会った時以来のときめきを感じ、
これから彼女の作品を集めて少しずつ味わうのが
楽しみでなりません。






原宿の《tokyo cultuart by BEAMS》で開催中の
昨年急逝されたエディター、川勝正幸さんの仕事展を
タイミングよく覗くことができました。


川勝さんの関わった数々の仕事。

今見ても鼻血が出そうなすんばらしいクオリティの
映画パンフレット、ツアーパンフレット、
CDジャケットがずらり展示してあったり、
川勝さんの私物が置かれた状態で仕事机が再現されていたりと
見応えがある展覧会でした。


川勝さんによって知った映画は今も大好きな映画で、
私の心の財産になっています。

会場には川勝さん信者の若者たち
(とは呼べないか…ほとんどが同世代でしょう。
実際、私のように子連れの人もいました)が、
次々と訪れていました。







お洒落なところばかり行っていたわけではありません。

旅の最後は家族3人揃って新宿のルミネ theよしもと で
漫才と吉本新喜劇を観て大笑いしました。


客いじりが絶品の南海キャンディーズの山ちゃんは安定した面白さ、
意外なことにCOWCOWは《あたりまえ体操》よりも
漫才のネタの方がずっと笑えるのを発見したし


やっぱりお笑いは良いですね〜
頭空っぽになってスカッとしました。







新喜劇の ほんこん兄さんがオモロ過ぎて涙〜!


130Rでもう漫才やらないのかな〜


























紫陽花という花は
雨にしっとり濡れるのが似合う花だと思いました。

梅雨で蒸し蒸しし始めた東京に
ぶらり遊びに行ってきました。






品川の静かな住宅街に建つ原美術館。

1930年代のヨーロッパ、モダニズム建築を取り入れた建物で、
東京ガス会長、JAL会長などを務めた実業家
原邦造さんの邸宅だったそう。


こんな素敵な家に住んでいたなんて…とため息が出るし
気持ちが安らぐ大好きな美術館です。





だってホラ、このお庭!

こちらはcafe d'artという
カフェレストランとして使用されています。

コーヒーでくつろぎ新聞を読む老紳士や
ひとりでスパークリングワインを飲む大人の女性(ワシですワシ)、
庭をトコトコ歩き回る小さな子。

みんな、好きに過ごしています。

せわしない東京にいて
時間の流れが止まったような気がする場所です。








観たものはフランスの現代美術家、ソフィ カルの
《最後のとき/最初のとき》。


視力を持たないイスタンブールの人々に
目が見えた時に最後に見た光景について語らせ、
ひとりひとりのポートレートの横に
その言葉を展示するという作品〈最後のとき〉は、
残酷で衝撃的な内容でした。

盲目になった人たちのほとんどが
事故や事件によって視力を失っているため、
最後に見た景色は決して幸せな光景ではなかったからです。

最後の風景の記憶がのちの生活にずっとつきまとい、
それ以前の幸せな思い出も薄れていってしまうのは
一体どんな気持ちなのか、
彼らのその辛さと暗闇を想像して苦しくなりました。



もうひとつの展示〈最初のとき〉は、
今まで一度も海を見たことがなかった
トルコの内陸に住む人々を海岸に連れ出し、
海を見ている様子をビデオに撮って流す
というインスタレーションでした。


映像には大きな海を眺める人たちの背中が映し出され
ザザーンザザーンと繰り返す波の音も聞こえます。
それをずっと見ていると
一緒にイスタンブールの海岸に立っているかのような
錯覚にとらわれました。


決して答えが出るものではなく
どう感じてもそれは見る人の自由だと言わんばかりの
ソフィ カルの作品は確かにセンセーショナルでしたが、
《見る》という行為の奥深さについて
じっと思いを巡らせる静かな時間でした。






誰もが美しいものや 綺麗なものだけを見て喜び、 笑い、
その幸せな記憶だけを重ねて生きていけたら
最高の人生なんですけれどね。







牛っていいよなぁー。和むなぁ。

札幌中心部から車を走らせ40分もすると
いきなりこんな長閑な風景が現れます。


江別市、酪農学園大学に放牧された牛さんたち。
札幌とは違う、おおらかな空気が流れています。








牛さんたちの姿を横目で眺めつつ
到着したのは野幌。

今日は7月に開催予定のとあるイベントの打ち合わせのために
こちらまでやってきました。


「アートシアターども」。

来月、こちらの建物の中にある実に味のある劇場をお借りして、
ボサノバシンガーの友人と仲間たちで
初のチャリティーライブを開催します。

311原発事故により北海道に避難してきている
子どもたちに玩具を贈るために。
あらためて今!行う、チャリティーライブです。


当日は私も物販コーナーで自分の作品を販売し、
売り上げの中から寄付をさせて頂く予定でいます。
江別市内の素敵なお花屋さんや
自然農の野菜屋さん、家具屋さんなども一緒です。



詳しくはまたこちらでお知らせしますが、
さまざまな才能を持つ素敵な方たちと一緒に
新しいことにチャレンジします!






そして今週は札幌でも
面白いワークショップやイベントが始まります。


「芸森ヨガ」7/14〜16(金〜日)。
道内外のインストラクターによるワークショップが
緑豊かな芸森スタジオで3日間開かれます。

オーガニック料理や音楽も楽しめるとあって
3日間、芸森はものすごいパワーが集結しそうです。

私のヨガの先生が講師をされることもあって
とても参加したかったワークショップ。

あいにく遠出の予定を入れており
今回私は不参加なのですが






すぐ隣の芸術の森美術館では、Parisの風を感じられそうな
『ロベール ドアノー展』も始まったことですし

今シーズンの南区芸森周辺は熱いです!






そして今週水曜日から開催される
かとうゆりあさんの個展もお知らせします。

『かとうゆりあ exhibition 2013』

6/12(水)〜17(月)11時〜19時(最終日は17時間まで)
会場 cholon 札幌市中央区南1条西12丁目 ASビル2階

かとうゆりあさんと言えば北海道はもちろん
本州でも活躍しているお人形作家。

今回の展覧会では、昨年旅行した
Parisから持ち帰った材料を使い作成したお人形と、
趣向を凝らした手づくりのディスプレイが
たっぷり楽しめそう。

足の先、髪の毛の先まで繊細で
珍しい材料を使ったお人形たちは、
何かを語り出しそうなほど心を込めて作られており、
かわいい・キレイ、だけではない
芸術品だと私は思っています。


『いまのユリアちゃんの世界』が
堪能できる貴重な機会です。

会場は、札幌の方はみなさまご存知
市電通り沿いの雑貨店《cholon》の
2階ギャラリーです!

水曜日からはじまりますよ〜!















窓から入る風が花瓶に入ったスズランの香りを届けてくれる
心地よい気候となった札幌です。


スズランはライラックとともに
札幌の花として指定されていますが
その可憐な姿が昔から好きな花です。

友人に「スズラン好きなんだよね」と言ったら
「スズランは魔除けになるんだよ」と。

確かに独特の香りがあるし、
葉っぱや根には毒があると聞いたことがあります。

初夏の札幌…
今しか嗅げないスズランの香りを楽しんでいます。








さてさて もうすぐディカプリオ主演による映画
「華麗なるギャツビー」が公開になります。


おしゃれウォッチャーとしては、
ブルックスブラザーズ、プラダの全面協力による
きらびやかな衣装が楽しみなのですが、
1974年に制作された元祖「華麗なるギャツビー」を
公開記念として自宅でもう一度観てみることにしました。






デイジー役のミア・ファロー、
ギャツビー役のロバート・レッドフォード。

ディカプリオよりずっとずっとソフトで甘いマスク、
謎に満ちた金持ちギャツビーの雰囲気にぴったり
だったように思います。





そしてなにより 特筆すべきはこの時代の
ミア・ ファローの可愛さ!





小悪魔!





コケティッシュ!





もしかして あなたは妖精ですか〜??


60、70年代の女優では アンナ・カリーナや
ジェーン・ バーキンも大好きですが
ミア・ ファローも負けず劣らずのお人形さんっぷりですね。





時代の空気なのでしょうか。






写真からはフンワリと霧に包まれたような
優しい空気を感じるのですが、
目の力だけは強いのです。


現在の彼女たち。
それぞれ60才〜70才になっていますが
女優や歌手を続けながら社会的活動をしたり、
作家として活躍していたりと、その美貌も含めてご健在の様子。

同じ時代に生きていることが嬉しいと思える
大好きな人たちです。








いわさきちひろ。

私の世代の女性なら
誰もが懐かしさを感じる画家かもしれません。


よく晴れた日曜日に
『いわさきちひろ展』を観に
北海道立近代美術館へ足を運びました。





小さい頃から絵を描くのが好きだった私。


〈マーガレット〉や〈りぼん〉などの
少女マンガに出会う前の私は 、
女の子の絵を描く時には
ちひろの描く少女をお手本にしていました。


アンデルセンシリーズの絵が特に好きで、
女の子の着ているドレスや髪型を
よく真似て描いたものです。


ためらいもなく一本の線で大胆なカーブを描く
淡いピンクのドレスは
風を含んでふんわりと踊っているようでしたし、
人魚姫の長い髪は海のあぶくに今にも溶けそうに美しく見えて、
その絵の全てに憧れていました。


美術館では それらアンデルセンのための挿画も
いくつか観られたのですが、
その頃の自分をとりまいていた環境、
住んでいた家のこと、
本を読んでくれた母のことなどを思い出しました。






そして ちひろといえば、何と言っても
可愛い子どもたちの絵が有名です。


腕に輪ゴムをはめているかのような
むちむちの赤ちゃん。
ビキニを着て大きな麦わら帽子をかぶった
夏の少女。
貝殻に耳をあてる浅黒く日焼けした少年。


そのどの絵も どこかの子どもに似ていると思いました。
これはうちの子、あれは幼稚園で一緒だったあの子…

ちひろの描く子どもは
みんなの心の中にいる子どもたちなんだなぁと
気づきました。


優しい色使いと柔らかい線で描くフワフワとした作風のため
当時 少女趣味だとか可愛らしすぎるなどと
言われることもあった ちひろの水彩画。


ちひろは元々夫婦ともに共産党員であり
戦争を経験したことから、人一倍
子どもの幸せと平和を願うようになったそうです。

彼女の描いた子どもの絵から安らぎを感じるのは、
そんな願いが込められているからなのでしょう。





展示されていた本
『戦火のなかの子どもたち』からは、
哀しみとともに痛烈な戦争批判を感じることができ
読んでいて鼻の奥がツンとしました。


平和を、武器のない世の中を、
世界中のどの子たちにも平等に与えなければならないと
改めて感じました。



ちひろの世界は私にとってノスタルジーでもあるけれど、
子どもたちの先を生きていく大人として
忘れてはならない光のようなものになりました。








詠春拳の宗師(グランドマスター)であり
ブルース・リーの師匠でもあった伝説の武闘家、
葉問(イップ・マン)を演じたトニーレオン!

普段は優男風であまりオーラがないように思われる彼は
スクリーンでこそ色っぽく輝く俳優。


ウォン・カーウァイの新作《グランドマスター》は
今まで見たことのない
スタイリッシュなカンフー映画でした。






豪華絢爛 !妖艶!中華的妓楼!

一級のアジアのスター達の
容姿端麗、眉目秀麗なお顔をどアップで追い、
雨や雪の中での格闘シーンをスローモーションで撮るなど

とにかくどこを切り取っても隙のない
スマートな映像。







チャン・ ツィイーの美の魅力は
内面に精神の強さと静けさをたたえた
アジア人独特のもの。
西洋人の華やかな美しさとはまた違う美しさでした。


表情ひとつ変えずにこぼした、ひと筋の涙の
秀麗なことと言ったら。

これぞ映画女優。






この写真だけでも別の物語が生まれそうな
白薔薇理髪店の男衆。
ここで顔剃りしてもらいたい。

八極拳の宗師、一線天(チャン・チェン)の
まさに剃刀のように切れ味抜群のクンフーにも痺れました。







しか〜し。
日本版のチラシに書かれている
《どれだけ愛を失えば、頂点に立てるのか》
このコピーはちょっと違うかな。


なぜアクション映画やヤクザ映画によく見られるような
こんな暗く激しいデザインにしたのだろう。

もっとウォン・カーウァイらしい
耽美な世界観を打ち出したチラシにして欲しかった。


看板に偽りありだわ。








それにしても素敵〜

雨の中佇む 白い帽子に黒い中国服のトニー・レオン様!





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