2013年、9月30日 日曜日。
パンパカパーン!開店です。
「本とパン」がテーマの古本雑貨店
メゾン ド トーキョー5号室!!
今回はメンバーのひとりwaccaが
多忙につき欠席で寂しかったのですが、
もうひとりの相棒のyuriaちゃんが こんなに素敵な
コラージュ看板を作ってきてくれました。
おかげで今回のキーワード「パン屋みたいな書店」のイメージが
お客さんに分かりやすく伝わったのではと思います。
【時計がぐにゃりと溶け出しそうな秋の夜
本を読んでいたらパンを食べたくなった】
うーん。名コピーだ。
気になる小説の続きと小さなパン。
そして紅茶やコーヒー。
これらが揃えば秋の夜長を過ごすのに
退屈はしないでしょう。
ブックフェスには
毎回テーマに沿ったコスプレで挑む我々。
今回は頭にパンをのせました。
yuriaちゃんは大きなバゲットをつけた帽子。
わたしはハンバーガーのカチューシャを。
通りがかりの日本人や中国人の方は皆
yuriaちゃんの頭に乗ってる「まさかのパン」をチラ見して
多くは目をそらしたけれど、
欧米の方たちには「キュート!」とか
「わっはっはー」と反応が良いのは
例年通り。
日本人もみんなもっと
頭にパンとか何なら肉とか乗せたら楽しいのにね!
パン屋さん風の屋台にズラリと並べた 本とパングッズたち。
yuriaちゃんが作った食パンの形をしたブローチ
「パンドミちゃん」は子どもから大人まで大人気。
(じつはこのパンドミちゃん、
メガネを外したキダタロー氏に似てるということで
盛り上がった昭和な私たち。)
他にも、本物の質感を感じるフランスパンのチャームや
カラフルで心浮きたつようなブックカバーや
フランスのスパンコールを使ったブレスレットなど
全てここでお披露目された新作です。
わたしの「バゲットしおり」も
本とパンが好きな方たちが 次々と持ち帰って下さいました。
こういう ちょっとふざけた小物を考えるの
心底楽しいって思いながら作ったので、
皆さんに喜んでもらえて幸せです。
面白い発見もありました。
販売する本を自宅で選別している時。
もう読み終えた思い出の本をパラパラとめくっていると
懐かしいモノが挟まっていることがあります。
今回は 中国映画〈鬼が来た!〉のチケット半券と
アクセサリーショップからもらった羽根の栞、
温泉旅館に泊まった時の献立表が出てきました。
瞬時にその本を読んでいた時の景色や考えていたことなども
思い出されて 本の選別はなかなか楽しい作業でした。
そんな思いもこもった本たちも たくさん
また次の主人の元に旅立ちました。
ご来店の方々に スペシャルなプレゼントも用意しました。
〈あまちゃん〉の全キャラクターが揃った
手作りの栞です!
ドラマを見ていたという方に目をつむって栞を引いてもらい、
当たったキャラクターで一喜一憂してもらうという
ちょっとしたお遊びです。
ブックフェスの前日に放送が終了した
NHKの〈あまちゃん〉。
今回〈あまキャラしおり〉を配るに当たって
ドラマを見ていたかどうかをまずお尋ねしたのですが、
かなりの確率で「見ていた」と言う方が多いように感じました。
なので40枚ほど用意した栞も、
ありがたいことに閉店間際には殆ど無くなりました。
私自身も買い物を楽しみました。
他のお店で絵本や文庫を何冊かと
yuriaちゃんの「ドーナツブローチ」を。
美味しそうなドーナツブローチは、
薄いグリーンのビーズやスパンコールがついているピスタチオ味なんです。
おまけのプレゼントは「異形の人」しおり!
妙におしゃれな火星人や黄桜の美人な河童姉さん、
ろくろっ首など変なものが好きな人たちに
大好評でした。
会いたかった人にもやっと会えたり
(昨年の作品、キノコブローチをつけて来てくれました)
いらしたお客さまとはもちろん、
ブックフェスで会える各書店員のみなさんとのお喋りを楽しんだりと
今回も本を介していろいろな出会いがありました。
貴重な時間を使って
メゾン ド トーキョー5号室に遊びに来てくださった
全ての方々に深く御礼申し上げます。
あ〜楽しかった!!
さいごに松浦弥太郎さんの言葉をお借りして…
BOOK BLESS YOU !!