今週は私の誕生日ウィークだったので
好きな花を自由に選んだ花束をプレゼントしてもらったり
家族でお寿司を食べに行ったり
いつもより華やかな気持ちで過ごしています。
ダリアは舞妓さんの簪(かんざし)や
和菓子のモチーフになっていたりして
日本を感じるお花ですが、
こんなに鮮やかなダリアは昔からあったのでしょうか?
ピンクの撫子も好きな秋の花です。
白い丸い実がついた枝ものには、
白玉ちゃんという名前がついていて、
葉っぱはすり潰すと筋肉痛に効く薬に、
白玉は不眠・イライラに効く果実酒にもできるそうな。
イギリスのCLIPPERの紅茶やハーブティー。
このパッケージのデザインが素晴らしすぎて
空き箱コレクションしてしまいそうです。
茶葉はオーガニックでしっかりとしたきれいな味がします。
つかの間の 楽しいお茶タイム!
フランスの至宝、85歳のジャンヌ・モローが主演した
『クロワッサンで朝食を』を観ました。
ルイ・マル『死刑台のエレベーター』での若き日のジャンヌ・モロー。
名画座で初めてこの映画を観たのは高校生の時でしたが、
マイルス・デイビスのトランペットの哀しい音色と
スタイリッシュで大人なサスペンスドラマの世界に
どっぷりと酔いしれたものでした。
『クロワッサンで朝食を』はエストニアからパリに来た家政婦アンヌと
頑固で偏屈な富豪の未亡人(もちろんジャンヌ・モロー)が
ともに心を開きあうまでの日々を描いた映画でした。
モローはマダムココと交流があったというだけあって、
映画の中で身につけている洋服や小物は
全て私物のCHANEL。
豪華絢爛な家具に囲まれ
スクリーン中央に君臨するジャンヌ・モローは
ここだけにお金を払って観ても良いくらいの
貫禄と気品、近寄りがたい女優オーラに溢れていました。
エトランゼである家政婦アンヌの目に映る夜のパリの景色が、
これがまた涙が出るくらい美しくて。
ジャンヌ・モローもそうですが、華やかに見えるパリの街並みにも
揺るぎない歴史と哀愁が滲み出ていて、
それを映画の中で確認する時間は 至福のひとときでした。