家から車で15分のばんけいの山。
赤い庇がかわいいロッジと目前に広がる緑の芝生が大好き。
週末にばんけいの山が 今年はLoppisの会場になったので気になって
ピクニック気分で覗いてきました。
Loppisは今回で6回目を迎える雑貨や食べ物の大人気マーケットです。
びっくり!テレビ中継があったからか
ばんけいの山には見たことがないくらい人が来て
ロッジの中は歩くのが困難なほど。
当然お目当ての洞爺村のラムヤートのパンは売り切れていたし
雑貨屋さんは黒山の人だかりで、商品まで辿り着けません。
ロッジを出て芝生でコーヒーを飲んでしばらく寛いでいましたが
山から吹いてくる5月の風は日が陰ると少し肌寒く感じてきて、
マーケット散策も早々に切り上げることにしました。
そのあとは同じ山の中にある 息子が通っていた幼稚園の
ウサギたちを見に行きました。
タンポポの葉や雑草を向けると
ドスドスとみんな集まって来て奪い合い。
美味しそうに規則正しく口を動かして草を食べる様子は
ずっと見ていても退屈せず、
Loppisにいる時間よりウサギと過ごした時間の方が
長いような気がしました。
夜はずっと前から楽しみにして予約していたトークイベント
『関西の人、京都の人 〜恵文社・堀部篤史さんに聞く』
に参加する為 たべるとくらしの研究所へ。
堀部さんは京都の書店 恵文社一乗寺店の店長さん。
恵文社の魅力については語ると長くなるし
このブログにも何度か登場しているので書きませんが、
行けば一日いても足りないほど
素晴らしい本と雑貨のセレクトに毎度胸が熱くなる場所です。
トークショーは堀部さんを中心に
同じく京都の人気シャツ店 モリカゲシャツの森陰真弓さんが
関西人らしいノリツッコミを入れつつ
かもがわカフェの店主・高山さんがそれを見て
静かに笑う、という暖かい雰囲気で進められました。
京都の個人商店の特徴と京都人の気質についてのお話は、
彼らが普段プライベートで贔屓にしている飲食店や
街のスライドを見ながらたっぷり1時間半続きました。
【ガイドブックに出るような観光客向けのお店でなく
置かれた商品の全てに店主の顔が見える個人商店に通うことが
結局は地元の経済を回すことに繋がるという話。】
【そしてそのようなお店には
行けばいつも同じ人がいる安心感があり
地元の人間同士の交流も生まれるという話。】
私も買い物や飲食は 大手やチェーン展開しているような店には
殆ど足が向かない暮らしを選択しているので
すべてに深く共感したのでした。
かもがわカフェの高山さんが京都の街のスライドを見ながら
「あ〜京都に帰りたいなぁ」と呟いたのが
とても印象的で
札幌に来たばっかりなのに そんな風に恋しく思わせてしまうなんて
京都は地元の人に本当に愛されている街なんだなと
羨ましくなりました。
《かもがわカフェの珈琲豆を記念に購入。
トークイベントのお土産の阿闍梨餅も家で美味しくいただきました。》
Loppisもそうですが 古本市や手づくり市など
最近札幌で大流行りのマーケットは
出店者の殆どが札幌や道内で頑張っている個人商店です。
そういうお店を応援するといったら大げさですが
素敵なお店が多いから続いて欲しいと思うし
緑豊かな札幌の街がもっと経済が潤い
更に心も豊かになるような楽しい街になることを願って
これからも私は小さなお店で買い物をするつもりです。