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  • 2021.01.28 Thursday
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京都では早起きしてもオープンしている場所があります。
たくさんあり過ぎて選ぶのに困ってしまう場所。

それはお店やアミューズメントパークではなく、
神社仏閣です。


清々しい気持ちで朝ごはんをイノダコーヒ三条支店で済ませたあと
父と子は毎度おなじみUSJ(ハリーポッター)へ向かったので
私は楽しみにしていたひとり歩きをスタートさせました。

今回 ピンときて足が向いたのは
左京区にある真正極楽寺、通称真如堂。

結構な坂道に息を切らし登ると現れる真如堂は
ハイシーズンには観光客が1日に1000人以上も溢れる紅葉の名所ですが、
普段は訪れる人も少なく、寂しいくらい静かなところ。






本堂裏のお庭にまだ残る紅葉や 散り紅葉が美しく
歩くたび踏みしめる枯葉の音以外 何も聞こえません。




椿の木の横に佇む大きな露仏がこちらを見ていたので
そっと近づき手を合わせ 願いごとをしたのですが、
おばあちゃんが一日でも長く生きてくれますように。
とお願いしたのだった。

今、書きながら思い出しました。涙。






真如堂参りからはバスに乗って祇園界隈で降り
母に頼まれたお香を買ってご主人にご挨拶をしたり
いつも行く手芸用品のお店に寄って
リボンやアップリケ、レースなどをゆっくり選びました。






旅行から帰ってすぐ京都みやげの材料をちりばめて
ふくろうブローチに続いて
キノコちゃんブローチを作りましたよ。

Tette Styleのテーブルに置いたら
すぐに素敵なお客さまがお買い上げくださいました!







それから mina perhonen piece,で
自分用に こんなかわいいお人形を買いました。


隣接する工房でminaの洋服の余り布を使って新しい作品を作り、
出来上がったらお店にすぐ並べるそうなのですが、
この子はまさに生まれたてホヤホヤ。

ハギレを組み合わせた手づくりの風合い、
斜めに結んだ三つ編みや
ボタンで出来た目にキュンときて。

大量生産でなくてひとつひとつ形が違う
人の手の温もりが感じられるものは
やっぱりいいなぁと再確認しました。








最後に…たまたま名古屋と京都の高島屋でトイレを借りたのですが
都市によって入り口の飾りが違うのにちょっと驚きました。

名古屋の高島屋は…
これでもか!の装飾モリモリで派手!!





一方 京都の高島屋は、シンプル。
決して地味というのではなくシックな印象でした。

お国柄が感じられて面白いですね〜






《 旅日記 NAGOYA → KYOTO編》


名古屋探訪記を綴ったあと中断していた旅日記なのですが
ほっとひと息つけるようになったこの年の瀬に
続きを書いてみようと思います。
お付き合いくださいませ。





名古屋では一泊3000円の激安ホテルに泊まってみた私たち一家。

我が家のツアーコンダクター、
今回の京都では少し予算をアップして京都市役所そばの
素敵なホテルを予約してくれました。






夜はちょっとヨーロッパの街角を思わせる
ロマンチックな外観。
お部屋も広くて ワーイワーイとベッドで跳ねる息子。
交通の便も良いし、ここはまた泊まりたいな。






京都といえば 意外と多いのが中華料理店。

花街の芸者さんたちも利用することから
京都の中華はニンニクやネギなど
お口から匂いを発する食材は使わない店が多いのだそうで。

胃に優しい京都の中華料理を前から食べてみたかった私。
夫は大阪までライブを見に行ったので
この日の夜ごはんは息子と2人、中華料理に決めました。


目星をつけておいた四条河原町の中華料理店を目指し
地図片手にブラ歩きスタートです。

が しかし元々地図を理解するのが異常に遅い私
それに加えて 京都は景観を守るため大きな道以外は街灯が殆どないため、
頼みの綱である地図そのものがよく見えなくなってきました。

その様子に痺れを切らした息子に地図を奪われ…
お店があるべき場所になんとかたどり着いたものの
そこにあるのはどう見ても餃子の王将…。
なんど周囲をグルグル回って歩いてみても
目の前はやっぱり餃子の王将。


なにかが違うと気づいた時、
そうだお店に電話してみればいいんだと思いつきました。
かけてみると 感じの良い京言葉のお母さんが出て
「移転したんどすぇぇー」と言われた時には
お腹が空き過ぎたのもあって
ひっくり返りそうになりました。

数年前に発行されたガイド本を信じて確認しなかった
自分のアホさ加減。ああ、またやってしまったと反省。

移転先は四条河原町から遠く、もう一度バスに乗って探しに行くには
体力気力がなかったので、
ホテルまでの道中で良さそうなお店があれば中華でなくてもいいねと
励まし合いながら歩きました。





歩き疲れてやっと見つけたいい感じのめし屋!

雑穀米つきの和食の定食から京惣菜の小鉢、
ハンバーグ定食などの洋食まであって
値段も680円〜と安さも魅力的な、
これが大当たりのお店だったのです。


小さな店内は学生の集まりや
若いサラリーマン、オンナひとりメシのお客でほぼ満席。
BGMがガールズパンクだったりするのも不思議な雰囲気の中、
息子と横に並んで座り、なんだかずっと可笑しい話をして
ゲラゲラ笑いながら美味しい海老フライ定食を食べました。

店で一番盛り上がって飲み食いする親子に観光客とは思われなかったのか、
お店のお姉さんがポイントカードをくれました。
通ってしまいそう。


いい気分でお店を出て角を曲がったら、
泊まっているホテルの入り口に出てビックリ。
スタート地点のすぐ裏にこんなに美味しい定食屋があったなんて。

中華料理を求めて彷徨い歩いた1時間は何だったのー?
と自分のマヌケさにまた笑えてくるのでした。


















Tette Style展が無事終わり、
ひと息ついた24日の明け方4時。

深い眠りから急に目覚め
妙に頭の中がクリアになりました。

その瞬間鳴ったiPhoneの電話。
「ああ、とうとうきたな」私はとても冷静でした。

それは 母からの電話。
長いこと入院していた祖母の
命のともしびがもうすぐ消えようとしているとの報せでした。


どうか 最期に間に合いますように。
通い慣れた盤渓への山道 粉雪舞う空の下
ハンドルを握る手はいつもより力が入りました。


病院に着き 薄暗い廊下を走り病室へと急ぎましたが
おばあちゃんはひとり静かに旅立ったあとでした。


せっかちで 思い立てばすぐ行動
人一倍人に気を使うくせに
使われるのは嫌いなおばあちゃんらしい最期。


よりによってクリスマスイブを選んだなんて。
装うことが大好きで いつも朗らかだったおばあちゃんらしいな。

そして91年という長い人生に幕を降ろしたそのお顔は
「やれやれ やっと楽になれたわ 」といった安堵の表情に見えました。


だから 私の口からは
「お疲れ様でした。ありがとう。」という言葉が自然と漏れ、
その命を全うした立派な姿に
敬礼したい気持ちでいっぱいになりました。


思えば 私はおばあちゃんの最初の孫で
妹と一緒にそれはもう
たくさん可愛がってもらいました。

大雑把で、家事が好きではなかった祖母が作る
繋がった大根が入ったダイナミックな味噌汁の味。
運動会に持ってきてくれたビックリするほどいっぱいのお団子。

いつもつけていたゲランの香水の匂い。

数え切れないほど一緒に出かけた旅の景色。
船から眺めた海に落ちる夕陽の色。
買ってもらったチェックのワンピースの柔らかさ。
飴玉みたいに真っ赤なハートのピアス。


すべての思い出は私の胸の小箱に
ギュウギュウに詰まっています。
時々開けては懐かしく思い出すための、大切な箱。







頭の先から足の爪先までいつもオシャレに装い
(柄on柄、色の多重mixが祖母ほど上手な人を
私は見たことがありません)
賑やかなことが大好きでいつも人に囲まれていた祖母。

そして自分だけが潤うのではなく
それ以上に周りの人に心配り モノ配りを欠かさず
人の輪を大切にする人でした。

そんな偉大なるおばあちゃんをイメージして
その日の夜に小さなクリスマスリースを作り、
手紙と一緒に柩に入れて しっかりとお別れをしてきました。


あっという間にお葬式が終わり
おばあちゃんの身体と魂が天に昇ったであろう今、
私の哀しみと心の空虚さは日々つのってゆくような気がしていますが

変わらぬ日々の暮らしを重ねることや
たくさんの優しい人たちと過ごすことで
そんな気持ちも自分の中でうまく飼い慣らし
前を見て生きて行くことが供養であると思っています。































立体人形テッテちゃんと クロスステッチのテッテちゃん。

2人のテッテちゃんがお迎えする307号室の入り口。
このドアをもう開けられないなんて寂しいな。





シャトールレェーヴ、夢の城。
その夢の城307号室での3日間の展覧会はその幕を閉じました。

晴れの1日目。雨が降って雪が解け道がぐちゃぐちゃの2日目。
気温が下がってその雪が恐怖のアイスバーンと化した3日目。
このように、お天気がくるくる変わる3日間でした。

ただでさえ気忙しい12月の週末、ご予定を合わせて
お店に来てくださった方々 おひとりおとりに
心から感謝致します。





お人形 刺繍 木工 アクセサリー 蚤の市 布小物。
違う分野の手工芸品作家8名の作品が
古いマンションの小さな1室に一斉に広げられた時
私たちは誰もが「わぁっ」と声をあげました。


作品はもちろん、ディスプレーの全てに心を配らせているから
どこもかしこも部屋中が温かく静かに輝いていて、
これから楽しいクリスマスパーティーが開かれるみたいな気分になったのです。





手前味噌だけれど こんなワクワクするお店に
私もお客さんで来てみたいな、なんて思いました。


店頭に立っていると聞こえてくるのはお客さまたちの
「かわいい〜」と囁き合う声。
頬を染めながら胸いっぱいのお顔でレジにいらっしゃる姿にも
何度も遭遇しました。

私たちの手から生まれた愛しい子たちがたくさんの女性たちの
「かわいい、素敵」という魔法の言葉で更にキラキラ光り、
307号室は湧き出る女性ホルモンで
金色に包まれていったように感じられました。

連れてこられた数少ない男性のお客さまが
部屋全体が発する乙女パワーに圧倒され
恥ずかしそうに小さくなっておられた程です。





Tette Styleの仲間たちはみなさん物づくりの大先輩たちであり
尊敬する技術者ばかりです。

ともに作品を並べることに最初は緊張したのですが
一緒に過ごした3日間は笑いと優しさに満ちた
本当に楽しい日々でした。

皆さんそれぞれの中に豊かな人生経験を感じる、
人間としての魅力に溢れる優しい方たち。
みなさんから手芸の技術や
ディスプレーや接客のコツを学んだことはもちろんですが、
人として大切なことを何気ない会話から
いっぱい教えてもらいました。






ストーブの灯油の匂い。
(金曜日から土曜昼過ぎあたりにいらしたお客さま
ごめんなさい。不完全燃焼でした。)

いらしてくれた方々、お話した方々の笑顔。
思い出がいっぱいの307号室を畳むのは
同棲生活を解消するような(したことないけど)寂しさがありました。





だから きっとやります!Tette Style vol.2を!

場所はまたこちらシャトールレェーヴ307号室かもしれないし
もしかしたらParisかもしれません。
パワフルでピースフルなこのメンバーならやりかねません。


その日まで 私は更に感性を磨き
手先を動かし精進していきたいと思っています。


ありがとうございました。
すべての皆さまに感謝と愛と
メリークリスマス!の言葉をお贈りします。






出勤前のサンタさんがズラリ。

明日からはじまるグループ展《Tette Style vol.1》の準備ができました。






会場は中央区南1西15のレトロマンション
シャトールレェーヴ Space 1-15
どうぞマンション入り口で307号室をピンポンしてくださいね。

最寄りの駅は地下鉄西18丁目。
車の方は近隣のコインパーキングをご利用くださいませ。






白い壁がステキな小さな一室に
クリスマスの贈り物にぴったりの手づくりの品々がいっぱいです。

すべてが1点もの。たくさんの中から選びたいわ!という方は
早めのご来店がオススメです。





手芸材料、文房具、アンティーク…
パリ直輸入の《パリ蚤の市コーナー》もとっても楽しいです。






嘘とミシンからは 定番の商品の他に
京都から持ち帰った材料や
いろいろな国のパーツを組み合わせて作ったブローチ、





ヴィンテージ生地を使ったポーチなどを並べました。




Tette Style vol.1は明日から日曜日まで。
忙しい12月ではありますが、
お時間がありましたらぜひ遊びにいらしてくださいね〜

たくさんのお客さまとお話するのを
楽しみにしています!





旅支度は下着の枚数を数えることから。
ベトナムの刺繍ってなんでこんなにかわいいのかな!

展覧会準備の手を休めて、週末は家族で
名古屋〜京都へ旅してきました。







金曜、夕方の便で名古屋に到着。
12月はどの街もイルミネーションが綺麗だけど
デパートやオフィスビルが立ち並ぶ名古屋駅前は特に華やかで
師走の金曜の夜らしい賑わいでした。








夜ごはんは名古屋コーチンのお店に行きたかったのだけど
希望のお店は宴会シーズンのためか予約がいっぱいで取れず、
3軒目に取れたのがここ。


ド派手なイルミネーション輝く駅前からは少し離れた場所にある、
地元サラリーマンで賑わうまさに隠れ家的な居酒屋へ。


お料理がどれも美味しく、燗酒がすすむ私。
味噌カツ串に馬刺し、生親子丼(鶏刺しと生卵がのってる!)
などをうまいうまいと猛烈な勢いで食べる小5男子。


格安チケットやホテルを利用することも多く
移動が多い我が家の旅行は子どもにはハードですが、
赤ちゃんの頃から連れまわしているうちに
たくましくなりました。

どこに行っても 良く食べるわ、喋るわ、
コテンと寝るわで次の日もギンギンに元気。
本当にありがたいです。





宿泊先はひとり3000円という
信じられないくらい安いホテルだったのですが
行ってみると風俗街のど真ん中にありました!






部屋は広くて快適、なんの不足もなかったけれど
窓の外の景色がこれ。SEXY ビキニの居酒屋ななこ…。


息子が煌めくネオン街を眺め
「熟女キャバクラか…熟女ってなに?」と聞くので
「女性として枯れずにずっと熟れ熟れな
50代前後の女性だよ。五月みどりみたいなー」と答えたら

「五月みどり知らねーだろ」と夫。
たとえが古すぎましたかね。






このホテルのフロントにはフクロウがいました。
名前はカンタ君といいます。


歓楽街を行き交う人々を日夜見つめてきたであろうカンタ君は
このホテルのアイドル。
物音がする方向に反応して、回転してしまうのではないかというほど
キョロッと首を回す仕草がたまらなく可愛かった。






コメダ珈琲店で軽めの朝ごはん。

名古屋名物、コーヒーに必ずついてくるマーガリンたっぷりのパン。
パンにはこれまた定番の餡をのせて食べてみました。

あんぱんって思えば、悪くはないかも。






昼からは別行動で、私は友人に会いに
おしゃれなイタリアンレストランに向かいました。


ラ・ベットラ・ダ・オチアイ。
東京でも名古屋でも予約がとれない名店を
今日のために何ヶ月も前からキープしていてくれたのです。


今は四日市に住む友人。彼女とは子ども同士が
同じ札幌の幼稚園に通っていたことで知り合ったのだけど、
札幌時代は子育てにまつわる話はそここそに
どうでもいいバカ話で盛り上がり
一緒に何度もお酒を飲んで歌って騒いで…

たくさんの時間を過ごすうちに
深い友情で結ばれた大切な仲間です。


写真は、友人が関西の先生に習って作った籠。
ファーがついた小さな籠バッグは
エレガントな彼女にとてもお似合いでした。


ナンタケットといって、
アメリカ西海岸の籠づくりの技法で作られていますが
目が細かくとても繊細なつくりに驚きました。

いつも家族のために頑張っている彼女が
自分のための時間を大切にしながら
いつまでも元気で笑っていてくれたらなぁと思いました。


離れていて滅多に会えない友だち。大人になると
その会えない時間も本当に大切なものだと分かります。



変わらぬ美しさを確認できました。
会いに来て本当に良かった!















Tette Style展のアイドル、テッテちゃんが
sato coffeeにやって来たよ。


Paris帰りのゆりあちゃんと、嘘とミシンのともちゃんが
美味しいコーヒーとサンドウィッチを片手に
楽しそうにお喋りしているんだよ。


今はTette Style展の制作の最中、
だけどこうした息抜きは大事だよね!






小学校の家庭科のテストのタイトルが
『わくわくミシン』だって。

そうだよ ミシンに向かうといつだってわくわくするのさ。


だけど若い男の先生が子どもたちに
このわくわくを伝えられるのかな〜
臨時ティーチャーになって家庭科の授業に行きたいくらい。

あ、今はそんな暇ないけどね。






北海道弁にかけた名前をつけた、
リボンだベアーバッグ!

いろいろな物が少しずつ仕上がっています。
テーマはいつものカラフルに加え
こんな少し優しいパステルカラーの作品もあります。






商品につけるタグはクリスマス仕様。
たくさんのサンタさんシールがスタンバイ中です。






星降るクリスマスに。
やっぱり何度作っても大好きな
ふたごの星ブローチをチラ見せです。

Tette Style vol.1は来週金曜日、12/19から
3日間だけのマーケットです。


12月はみなさんそれぞれお忙しいとは思いますが
お時間がありましたら
ぜひ わくわくを感じにいらしてくださいね。



只今シャトールレェーヴ、SPACE 1-15のホームページに
Tette Style展の参加メンバーが
「307号室」のページでブログをリレー更新しています。
昨日は私が書きました。


楽しいお店がいっぱいのSPACE 1-15 のページ
(左のリンク先、一番下をクリック☆)へ
どうぞ飛んでみてくださいね!




















やったー!
絶版になっている福音館書店《たくさんのふしぎ》シリーズの一冊、
『人形はこころのいれもの』という写真絵本を
4プラ自由市場の古本屋さんのイベントで見つけました!

札幌の人ならみんな知ってるファッションビル4丁目プラザ、
略して4プラ。
中学生の頃の私はここで安くて変な洋服や
文化屋雑貨店(原宿店閉店のニュース、心より残念)
などを見るのが楽しくて、大好きな場所でした。

何年かぶりに足を運んだ4プラ自由市場は
古着屋やアクセサリー屋、雑貨屋…
相変わらず迷路のように様々なお店が入り混じっていて、
無国籍な感じと何だか正体が分からない妙な匂いまでもが
変わっていませんでした。

そんな自由市場を散策中
一緒にいた友人Iちゃんが叫びました。
「向こうの喫茶店にウエスタンな人がいる!」と。

もうひとりの友人Mちゃんが
「どれどれ」とそのお店の方を見に行き
「うわ、ほんとだ 」。

ある店でフランス製の古いエプロン生地を見ていた私も
さすがに気になってチラ見しに行くと…
いました!

サボテンが刺繍されていそうなシャツにウエスタンハット、
先のとがったウエスタンブーツ。
絵に描いたようなウエスタンファッションのおじいさまが
とてもリラックスした様子で新聞を読んでいました。
格好は周囲から完全に浮いているのに
常連であるがゆえ馴染んでいるという不思議な空気感。

若者のビル4プラの中でも最もカオスな7階自由市場の片隅にある、
昭和な喫茶店になぜかMr.ウエスタン。

一瞬、萩原流行がいるのかと思いました。





これは 神無月の萩原流行。
モノマネパブに行ってみたいなー。





面白いものを見つけるのが上手な Iちゃん。
そのあとも自由市場をぶらついていたら、
ジッポライター店のスキンヘッドの店長さんが
誰かに似てるというので うーんうーんと考えました。


帰りの車中で、「あー亀仙人だ!」と叫んだので、
みんなでケラケラ笑い合いました。


中学生みたいだな!





このところ Tette Style展の準備で家にこもっていたので
4プラ探訪はいい気晴らしになりましたが、
作業椅子にずっと同じ体勢で座っているためか
目や腰が疲れてきました。

ヨガをしたり蒸しタオルで目を休めるなどしていたのですが、
前から壇蜜さんのCMで気になっていた
「よもぎ温座パット」を買ってきて試してみることにしました。


これは 下着(パンツ)の内側によもぎ内蔵シートを貼り、
その外側に発熱作用のあるカイロのようなものを仕込んで
下半身を温めるという製品。


寒い日には股をあたためると
全身に血が巡って温かいということに以前から気づいていた私は、
貼るカイロのミニサイズを直接パンツの外側に貼っていたのですが
熱くなりすぎるのが玉にキズだったので、
それ専門の商品が出たと知って喜びました。

試した結果は…なかなか良いです、
「よもぎ温座パット」。

ホンワカぬくぬくとして、韓国のオンドルのようです。
壇蜜さん、小さな幸せをありがとう。










街にいるとお店などから流れてくるクリスマスソング
(好きじゃない曲なら尚)には師走気分を増長されるので、
止めてくれよって思う時があります。

でも、うちの中でクリスマスっぽいCDをかけるのは好きで
最近は中でもレディ・ガガとトニー・ベネットのジャズアルバム
「Cheek to cheek」が気に入っていて
秋からずっと聴いています。

孫ほど年が離れたガガと嬉しそうにswingするトニー爺ちゃんの
声がツヤツヤで色っぽくて 、楽しくなってくるんです。







「つるとはな」創刊号。
雑誌らしからぬタイトルですが、
中身は素敵に歳を重ねているマダム et ムッシューたちの
生き方や暮らしぶりを紹介した雑誌という感じかしら。


長いこと入院している祖母の毎週のお見舞いや
最近退院した父のこともあり、
自分は元気だけど病院通いが続いている私。
そこでは毎回多くのお年寄りを見かけます。

車椅子に乗りながら
いつもニコニコ笑ってくれるおじいちゃん。
表情がなく、ただテレビを見つめ
いつまでもそこにいるおばあちゃん。

様々なお年寄りの姿を目にする時思うのは、
そこにいる皆さんの歩んできた道は
どんなだったかということ。


健康でいつの日かポックリ逝くのが理想だけれど、
ほとんどの人はこうやって身体のどこかを悪くして
病院からは出られないまま朽ちていくのかなと思うと
少し悲しくなります。

そんな折に見つけたこの雑誌。
「つるとはな」の誌面に載っているのは、
悲喜交々たくさんの経験をされたからこそ
静かに輝いている人生の先輩たち。

小沢征爾さん、ホルトハウス房子さん、
火野正平さん(NHKの にっぽん縦断こころ旅、で今大人気ですね)、
そして名もなき普通のおばあちゃんたち。

彼らへのインタビューを読むと 歳をとるのも悪くないことだな、
いい笑顔のばあちゃんになれるよう頑張ろう!
って気持ちを持ち直すことができました。


編集長は、私の永遠のバイブル「Olive」の編集長を務められていた
岡戸絹枝さん。

なんだか好きな匂いがするなと思って
裏表紙にその名前を見つけ、納得でした。






12月なので、夫が1年分のクレジットカードのポイントを使い
図書カードと引き換えてくれました。


図書カードは家族3人で等分することになったので、
私は前から欲しかった
普段なかなか買えない高い本を買うことにしました。


草間彌生「不思議の国のアリス」。
(グラフィック社)

表紙は布張りされていて豪華。
ルイス・キャロルのアリスの物語に
草間さんのイラストが添えられた絵本の、
日本語版です。


いやいや。添えられている、なんて控えめなものではなく
全面KUSAMAの世界。
アリス in 水玉ランド!!

嬉しい。読むのはお正月。
楽しみにとっておく予定です。


あ。いま無意識で草間さんの本を紹介しましたが、
草間彌生さんもお年寄りといえばそんな年代。
いつも書いてるけど彼女ほど
年齢を感じさせない女性はいないですね。








日曜日は息子の学習発表会がありました。
私も何十年も昔に「太っちょの詐欺師」の役でお芝居をした、
同じ母校のステージで。


今年の演目は音楽。

楽器演奏あり 映像や寸劇あり ラインダンスありと
盛りだくさんな内容でした。

わが子だけでなく、1年生からずっとその成長を見てきた同級生たちの
ステージでの表情を見るのは嬉しいもので

大きな口を開けて一生懸命歌うあの子は体育は苦手だけど
音楽が大好きだったんだなと発見したり、
逆に息子はほとんど口を開けずに嫌々歌ってるなとか
皆のかわいい姿が丸見えで面白かったです。


5年生119人全員で歌った合唱曲『地球星歌』は感動的で、
その歌詞が心に残りました。


そう誰にでも愛する人がいる 誰の心にも大切な場所がある

さぁ この気持ちを無限に広げて この星を全部ふるさとと言おう

あなたの毎日が世界を創り 愛する思いが地球へと広がる

私は祈る 平和のために まだ見ぬあなたの笑顔のために

いつか出会うその日のために








今「わたしはマララ」を読んでいるのですが
聡明なマララによって綴られる
パキスタンや近隣イスラム諸国の内政の混乱、
タリバンやその他のテロリストたちの非道さ。
読み進めるのが辛い内容です。

人間の尊厳を踏みにじられ、家族を殺され、
自由に街を歩いたり、教育を受けることができない女の子たち。


同時代に生きる子どもたちなのに住む国によって
こうも違う環境なのかとやるせなくなります。

きれいにアイロンがかけられた真っ白なシャツを着て
のびのびと「地球星歌」を歌う目の前の子どもたち。

当たり前の権利とはいえ、
何の不安もなくみんな揃って学校に通えることは
なんて幸せなことなのでしょうね!













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嘘とミシン商品取扱い店『 me chill 』

札幌市中央区南1西17 1-18 白樺ビル5階 502号室 011-676-4898 10時open~18時30分最終受付 日・祝 定休

『 雑貨店 fève』

札幌市白石区東札幌2条2丁目1-19 011-878-0330

嘘とミシンの作品通販サイト『minne』

http://minne.com/usotomishin

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