このブログをご覧のみなさまへ。
日本のどこかで 世界のどこかで
それぞれの新年を迎えられたことと思います。
いつも 読んでくださっていることに感謝しています。
嘘とミシンの活動を知って頂きたいことから始めた
こちらのブログも5年目を迎えました。
これからも 私の文章や写真が
みなさまの 日々の小さな楽しみになってくれることを願って
きっとこれからも 元気に綴ってゆきますね。
2015年も どうぞよろしくお願い致します。
2014年の終わりに シアターキノで
『天才スピヴェット』という映画を観ました。
アメリカのモンタナに住む 10歳の天才少年スピヴェット君が
科学賞受賞式に出席するため 単身ワシントンをめざす
ロードムービーです。
11歳の息子と観るにはちょうどいいなと思い
誘ったらついて来たのですが、
学生時代から通い続けている大切な映画館キノに
一緒に映画を観に行けるようになったなんて
その成長が嬉しい気持ちになりました。
スピヴェットの家族。それぞれが個性豊かで
家族としては何だかデコボコのバラバラなんだけど
最後はドラマチックでほろりとさせられました。
カウボーイに憧れる無口な父親と、昆虫の研究に明け暮れる母親。
風変わりな両親だけど、誰にどう思われようと
好きな世界を貫いているのがカッコいいんだな。
お母さん役が 私の好きなヘレナ・ボナム ・カーター。
へんてこだけどチャーミングなお母さん、
日本の女優で言うと風吹ジュンあたりがやると似合いそう。
だけど ジャン・ピエール・ジュネ監督、
《アメリ》以降 作品がメジャー寄りになってしまって
ちょっと残念。
はるか昔キノで観た《デリカテッセン》 。
(核戦争後のヨーロッパ、人肉を売る精肉店の話だった)のような
暗くて毒のあるセンスが好きだったので。
ついでに2014年に観た映画で私的No.1映画を上げると ダントツで
アレハンドロ・ホドロスキー監督の
『 リアリテイのダンス』でした。
映画の中の世界が全部芸術品に思え、
細かくシーンや音楽を思い起こすと
胸が苦しくなるし語り尽くせなかったので
ブログにも書かなかった程好きな映画。
今年も よい映画にどれだけ巡り会えるか楽しみです。
元旦はなんとなく暇で 家族でボーリングをしに出かけました。
お正月にボーリングをするなんて今では流行らないのでしょうか。
人のあまりいない寂しいボーリング場で、
私のガーターの音が虚しく響きました。
そう 私はボーリングが苦手。
強引に力でなぎ倒そうとするのがダメなのか、
コントロールが悪すぎて毎度惨めな点数です。
ちょろちょろ曲がったり まっすぐ行かないのが面白いのに
正しいラインを描かなければストライクが取れないなんて
それしか答えがないみたいでつまらない!
ボーリングを3ゲームし悶々としながら
車で帰ろうと戻ったコインパーキングの料金所。
なんと停めた場所のナンバーを間違えて機械に入力し
隣に停めていた車の分の料金を払ってしまいました。
長時間停めている人だったらしく、結構な金額でした。
私たち3人は車中 もったいなかったねと
ブチブチ文句を言い合いながら帰りましたが
その人は正月早々ラッキー!と思ったことでしょうね。
見知らぬ人にお年玉をあげたということにします。