旅に出るといつも以上に早くに目覚める私ですが、
ホテルの朝ごはんをたっぷり食べて2日目もやる気満タンです。
今日も運転するどぉ〜と帯広を出発、
足寄、弟子屈、斜里町を経由して
一気に北見まで向かうハードスケジュールです。
大音量で「大空と大地の中で」が流れる足寄町・道の駅
『あしょろ銀河ホール』でトイレ休憩。
足寄町といえば 松山千春、チー様のふるさとです。
生家にもせっかくだからと寄ってみましたが
薄ぼけた肖像画が飾ってあり、何だか怖かったです。
しかもこの2枚の絵、ビフォー&アフターみたいで酷くないか?
意外に広い足寄町にはチー様が歌にしたような、
北海道の大平原を堪能できる壮大な景色や
名所がたくさんあるのを知りました。
四季によって色を変える不思議な湖、オンネトーは
特に印象的な美しさでした。
でもでも。その辺をうろちょろしていたヘビを捕まえて
「ヘビだよ!ヘビだよ!」と目を輝かせ
周りの人たちに見せびらかしている変わったおじさんがいて、
私は湖よりその面白い人が気になって目が離せませんでした。
駐車場に戻っても尚ヘビを持ち続けてはしゃいでいたおじさん…
その後どうしたのだろう。
住む人よりも牛や馬の数が多いであろう農村や牧場をいくつも越えて、
アイヌ民族のふるさと阿寒湖に到着。
アイヌの神さまはきっとこの湖に住んでいるのだろうな。
ピンと澄んだ空気が感じられるクリアな湖。
温泉街の土産屋さんには木彫りのクマやフクロウ、マリモの瓶が並び、
なんだかとても懐かしい感じ。
次回は湖畔の温泉ホテルに泊まって
のんびり散策するのもいいなぁ。
次の目的地、摩周湖に向かう前に道の駅『摩周温泉』の前に
いい感じのカレー屋さんがあったので
お昼ごはん休憩をとりました。
入ってみてなんだかすぐにしっくり来た居心地の良さは
なんだろうって思って店内を見たら
東南アジアや中東方面の楽しくて洒落た雑貨、
ファンクやレゲエ、民族音楽などのCDが売っていたり、
トイレに憲法九条の条文コピーがドンと貼られているなど
ラブ&ピースで骨太な雰囲気。
こんな遠くのお店に時々
有名なミュージシャンがライブをしに来ているらしいのも、
きっと店主の人柄が良いからだと想像します。
美味しいスープカレーには
店主のご実家から送られてくる有機野菜がゴロゴロ。
食後に頼んだスパイシーなチャイも、
どんぶりみたいなカップに並々で大満足しました。
摩周湖そばの「辻谷商店」「つじや食堂」。
思いがけなく、素敵なお店でした。
霧で見えない日が多いと言われる
摩周湖はこの日は隅々までよく見えました。
湖は断崖絶壁に囲まれているので
高みから眺めるしかなく、
湖面に近づき手で触れることができないからか
余計神がかって見える不思議な場所でした。
日没までに知床半島の手前、斜里町の海岸まで着きたいと急ぎ、
なんとか間に合いました。
ずいぶん東の果てまで来たもんだという感慨に耽りながら
磯の香りが濃い斜里町の海岸で、
しばらく太陽が沈むのを見守りました。
今回の旅の最初の目的は、この町で開かれる
『知床ワンデイブックス』という古本市に
本屋さんとして参加することだったのですが、
知床方面は宿が全くとれず、断念したのでした。
札幌ではないどこか遠い町で1日だけ古本屋さんをしたり、
作品を販売したりしてみたいと思い続けているのですが…
またいつかチャンスが巡ってくるでしょう。
北見到着。
思い切りはしょってる感じがあるのですが、
斜里町からはただひたすら
真っ暗闇の峠を走っていただけなのです。
夜の美幌峠を越えた緊張からか
肩をコッチンコッチンに凝らせながら、
北見のホテルにチェックイン。
そしてホテルから歩いて3分の焼肉屋さんにもチェックイン。
ドライバーは私ですが、
いつもながら旅のプランニングとスポンサー、
それにお肉を焼くのは夫の担当。
私はもう何もしない。
ただビール飲んでお肉食べて寝るだけ。
北見は焼肉が美味しいと聞いていましたが、
その中でも〈ぐるナビno.1〉のお店を選んだだけあって
さすがの旨さ&安さに3人ともびっくり。
息子の、肉を口に運ぶスピードがいつにも増して
異常に速くなりました。
「しーんぱーいないさー 」の大西ライオンさんのことが私は心配です。
お元気でしょうか。
有名人のサインが色々飾ってあり地元の人でいっぱいの大人気店、
「 四条ホルモン」で無事に今日を〆て、
部屋でヨガしておやすみなさい〜