「絵本とわたし展」。
展覧会に来られなかった方に向けて、
本日は12名の作家が選んだ絵本と作品をご紹介します。
まずは会場となったもみの木soオーナーでありご自身も
作家である
でこっちーさん(飯田さん)の選んだ絵本を。
「もりのてがみ」片山令子・作 片山健・絵もみの木soの前身である『もみの木荘』は
この絵本に出てくる『もみの木』が元になっているのだそう。
カラフルなもみの木のクッションは、
思わずダイブしたくなるほどの大きさ。
飯田さんのお嬢さん(多感なJK)が
「これは売らないでね」と言ったというエピソードをお聞きして、
ホロリとさせられました。
almost jewelry さん「つきのぼうや」イヴ・スパング・オルセン 作・絵つきのぼうやが持っているバッグが銀のネックレスに!
持ち手が動くようになっていて、
月のバッグが揺れる凝った作りにびっくり。
他に月のピアスやイヤリングも素敵でした。
千葉朋子さん「ちいさいおうち」バージニア・リー・バートン 作・絵小さいおうち尽くしの、布のブローチたち!
ステッチに手の温もりが感じられる
優しい作品ばかり。
おっきいおうち型のパッチワーククッションも
かわいかったな。
山岸みつこさん「34人のこども」世界に一冊の自作の手描き絵本とポストカード。
34人の個性豊かなこどもたちが
自己紹介をしてくれる色鮮やかな絵本でした。
トントン工房ゆり介さん「ふくろうくん」アーノルド・ローベル作・絵【なみだのおちゃ】のストーリーから
真鍮製のなみだのトレーとなみだのペンダント。
ふくろうくんみたいに悲しいことを想像して、
このトレーにたくさん涙を溜めて飲みたいものです。
すずきもも さん「ぶたのめいかしゅローランド」ウィリアム・スタイグ 作・絵この絵本知らなかったのですが、
歌の上手なぶたさんがおバカで面白い。
「いいかげん気づけよ!」と突っ込みたくなるほど
キツネに騙され続けて最後に大逆転。
イラストレーターのすずきももさんは
かわいいぶたのメモ帳やポストカードなどを作られていました。
sarid's planet さん「What Pete Ate from A-Z」Maira Kalman展覧会唯一の英語の絵本。
ペートそっくりのワンちゃんをsaridさんは
なんと全て手縫いでぬいぐるみに仕立てていました。
ツヤツヤとした毛並み、モフモフの手触り、
抱き上げると本物の犬みたいでした。
INOさん 「きょうはなんのひ?」瀬田貞二 作・林明子 絵お母さんとお父さんの結婚記念日に
一捻り効いた手紙のプレゼントをする女の子のお話。
INOさんは「手紙」にちなんで、
リボンが結ばれたギフトカードや
絵本に登場する家具などを描いたポストカードを作られていました。
やましためぐむ さん「たいせつなわたし ありがとう」山下さんは絵本作家。
自作の絵本やポストカード、ミニブッグを展示されていました。
点描画で表現されたおかっぱ頭の女の子、
かわいらしいけれど芯の強い人(きっと作者ご自身も)と感じました。
mityumam さん「たのしいふゆごもり」片山令子・作 片山健・絵木の板でできたクマのお家がどーん!と再現されていました。
フエルトのクマさんや毛布、木の椅子などを動かして
小さなお子さんが楽しく遊んでいる光景も見られました。
マット和子 さん 「おだんごぱん」ロシア民話 瀬田貞二・訳 脇田和 ・絵私もこの絵本、何度子どもに読んだことか。
読むとパンが食べたくなる本。
こな箱ごしごしかいて。
マットさんは、おだんごぱんがコロコロ転がった道すじを
地図のように描いた版画を制作されました。
他に「まりーちゃんとクッキー」という美味しそうな絵本も。
展覧会最終日には香ばしい「おだんごぱん」が登場!
ずっと食べてみたかった憧れのおだんごぱんが目の前に。
参加者全員がわぁ〜っと歓声をあげたのは言うまでもありません。