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  • 2021.01.28 Thursday
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11月は何だか心労の多い月でした。

バスケの大事な大会の一週間前に
息子が足を靭帯損傷してきてしまって、
そのケアに奔走した一か月だったのです。


チームメイトに両脇を抱えられ帰宅してきた彼を見た時は
松葉杖生活を覚悟したけれど、
連日の電気治療通いと試合に出たい彼の強い一心で
なんとか出場まで漕ぎ着けました。


今回の大会は各校はじめての、
一年生オンリーでの対抗戦。

息子たちのチームは4月にバスケを始めた子ばかりのヒヨッコチーム。
なのに勝ち進んで全市大会出場まで決めたのは
本当に立派だと思いました。
練習と努力は裏切りませんね。

また足をグネらないか
試合中は心配で心配で、普段の3倍疲れましたけどね。





試合後、ミーティングする彼ら。
負け試合、どこがいけなかったか反省し合ったあとは
笑い声が聞こえてきて。

男同士ってさっぱりスッキリ、いつも楽しそう。

うらやましいな。








ほっとひと息。
「贈り物と、絵本」。
このタイトルを見て久しぶりに&premium を買ってみました。

12月は大切な人たちの顔を思い浮かべながら
贈り物やカードを選ぶのが楽しみです。

早めに決めていかなきゃ
あっという間にクリスマスがやってきそう。






同じく表紙に惹かれて手にとったこちらの絵本も
中身を見て即決でした。

「ふくはなにからできてるの?〜せんいのはなし〜」
佐藤 哲也 文 / 網中 いづる 絵 (福音館書店)

洋服の繊維についてを真面目に解説している、
福音館の科学シリーズからの一冊です。

シルク、ウール、コットン、レーヨン、キュプラ…。
それらは何から生まれてどうやって製品に仕立てるのかが
分かりやすく書かれています。

しかしながらこの絵本の最大の魅力は
網中 いづるさんの絵!

可愛らしくておしゃれな洋服や女の子がいっぱい出てくるし、
世界の民族衣装のページなんてもう、
色がいっぱい使われていて、うっとりなんです!


この絵本の巻末には、
12月から新JIS規格に変更される
洗濯表示記号についても書かれています。

あ、新しい洗濯表示のデザイン、
私は気に入りました。

一度覚えてしまえばOK。
シンプルで分かりやすいです。









今、京都のもみじが見事なのをテレビで見て
今年の札幌は紅葉を楽しむ暇がなかったなと少し残念。

山々がオレンジ色に染まる前に初雪が降って
葉っぱが落ちてしまうなんて〜。

大通公園はイルミネーション点灯の準備中。
雪が積もればすっかりここも冬景色。
そんな大通公園を横目に見ながら、
二つの素敵な展覧会にお邪魔しました。




『Bloom クロスステッチ展』。

白石区で7年間、クロスステッチのお店を経営されていた
Bloomさん。


店主であり、ご自身もクロスステッチ作家さんである三井さんには
今までイベント参加などでお世話になりました。


今回の展覧会は、講師をされている
クロスステッチ教室や講座の生徒さんの作品をメインに
愛らしく優しいクロスステッチの世界が
ギャラリーいっぱいに飾られていました。

華やかな明るい色合いのもの、
淡い色合いの糸で少しずつグラデーションをつけたもの、
バッグやカゴの蓋に大胆に刺繍を入れたもの、
赤や緑が美しい、クリスマスをモチーフにしたもの。

どの作品にも生徒さんの個性や
丁寧な仕事が感じられました。
ひと針ずつに込められた思いや、
おひとりおひとりに
静かで豊かな時間が流れていたことを想像しながら
じっくり楽しませてもらいました。


Bloomクロスステッチ展は今週日曜日まで
大通 らいらっく・ぎゃらりい にて開催中です。

クロスステッチに挑戦してみたい方は、
ヴォーグ学園の講座、もしくは
新しくご自宅で始められるという教室へぜひぜひ!



『Bloom クロスステッチ展』
11/20 まで開催中(10時〜18時・最終日は16時まで)
会場: らいらっく・ぎゃらりい

札幌市中央区大通西4丁目 北海道銀行本店ビル1階
地下鉄大通駅 出口4.9番直結

Bloom お問い合わせ先 http://bloom321.web.fc2.com/index.html






お次の展示会は 『JSGDA 北海道ポスター展 2016』。

北海道に在住のグラフィックデザイナー、イラストレーターが
テーマに沿って自由に発想し、
オリジナルポスターを発表する展覧会です。


今年のテーマは「声」。

友人のグラフィックデザイナー
小田小百合さんの作品も2点展示されていました。
彼女の作品は 2点。
「反核反戦」それと「愛」がテーマのポスターが
連作のように展示されていました。

斬新で強いメッセージが込められた作品や
オシャレな雰囲気の作品も多く
見応えがありましたが、
私は贔屓目なしに友人の作品が一番好きでした。

伝えたい思いは強く感じるけれど、
品があって女性らしい柔らかさがあって。
作ったひとそのもの、と感じました。


竹尾ペーパーが特別協賛についているので
今なら色見本帳やカラフルなポストカードを
持ち帰ることができます!

『JAGDA 北海道ポスター展 2016 』
11/15〜20
会場: ギャラリー大通美術館 大五ビル1階
札幌市中央区大通西5丁目 11





最後に、こちらもとっても楽しみな
かとうゆりあさんとP .STORYさんの作品展のご紹介を。


『WINTER WONDERLAND』11/23(水)〜29(火)
かとうゆりあ+P.STORY 2016 exhibition
会場: 大丸百貨店 札幌 2階 エスカレーター前 10時〜20時

ゆりあちゃんの作るお人形も、
P.STORYのミキさんの作るアクセサリーも
私はどちらも大好き。

クリスマスも近いことだし、
きっといつにも増してキラキラわくわくの
ワンダーランドが広がっているだろうな!

見に行くのが楽しみです!!









愛すべき映画に、また出会ってしまいました。
観終わってからもう何日も余韻を引きずってます。
西川美和監督・脚本の映画「永い言い訳」。

【人気作家の幸夫(本木雅弘)は、
妻(深津絵里)が旅先で不慮の事故に遭い、
親友とともに亡くなったと知らせを受ける。
その時不倫相手と密会していた幸夫は
世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。

そんなある日、妻の親友の遺族、
トラック運転手の夫・洋一(竹原ピストル)と
その子どもたちに出会った幸夫は
ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。

子どもを持たない幸夫は、
誰かのために生きる幸せを初めて知り、
虚しかった毎日が輝き出すのだが…
(映画のチラシより抜粋)】

すごくざっくりというと、
自意識が強くいつも不満ばかりで
大人になりきれないダメ男である幸夫が、
子どもたちとの交流を通して再生してゆく、というお話。


幸夫はモッくん自身ではないかと疑うくらい、
どうしようもない嫌な男を体現していて
私は前半ずっとイラッとしたり、
亡くなった奥さんに同情したのですが、
子どもたちの世話を甲斐甲斐しくはじめた幸夫が
だんだん生き生きしだして
ちょっと女性化?オカン化?しだすところなんて
可笑しくてかわいくて、「幸夫がんばれ、いいぞ!」って
だんだん幸夫が好きになっていく自分がいました。





子育てって、自分が長く信じてきた常識や
既成概念をあっさり壊してくれるし、
予想外のことに振り回されることの繰り返し。

だけど子どもは時々サプライズ的に
目には見えない素晴らしい贈り物をくれるものです…。
(だからがんばれるのだ)




幸夫が、他人の子どもとは言え彼らに多くのことを教わり
妻へ心からの懺悔をし、(永い言い訳ってタイトルはそこから来てる)
自分以外の人間を愛することの素晴らしさに気づくラストシーンは、
画面いっぱい幸福感に満たされていて
「幸夫、よかったね!」と涙が止まりませんでした。


西川監督は是枝裕和監督のお弟子さんだったので
ところどころの演出や色合いに是枝感を感じますが、
今回は西川監督だからこそ描けたんだという
大いなる母性を感じる映画でした。

どんな人間もチャーミングに見せ、
赦そうとする母性、人間愛、みたいなものを。



原作の小説も西川さんが書いていますが
こちらも面白かったです。

読んだあとに映画を観たからといって別にネタバレうんぬん、
の安っぽい映画ではありません。

毎度ながら西川美和さんの才能、すごいと思いました。









ブルーノートですっかり大人な気分になった私。
気取って夜の骨董通りを歩きながら
神保町のホテルにチェックインしたのですが、
一日中エネルギーを使い続けたせいか
急にお腹が空いてきました。


神保町といえば古本の街だけど、
カレーの名店が多いことでも有名です。

小雨が降る中、道に迷いながら
(私はとんでもない方向音痴で鳥目)
ようやく辿り着いた「ボンディ」で食べたエビカレー。
夜遅くに食べる罪悪感も足のだるさも吹き飛ばす旨さでした。



そして満腹のぽっかぽかでお店を出て、あとは寝るだけなのに
何とホテルまでまたまた迷ってしまったのです。

すっかり冷えた身体で部屋にやっと到着し
改めて地図を見るとカレー屋さんからホテルは
徒歩5〜6分しか離れていなかったことが分かり、驚愕!

30分も神保町を彷徨っていたのかと
自分のアホさ加減に呆れました。

しかしすぐ気を取り直し、
テレビをつけてパンツ一丁で部屋をうろうろ。

浴槽をブクブクの泡だらけにして
お風呂にゆ〜っくり浸かりました。

いやーひとりのホテルって最高だわ。






こちらのイケメン、斎藤圭土さんと言います。
ブルーノートでの細野さんのライブに出演した
日本で唯一のブギウギ・ピアニストです。

15歳からルクセンブルクに留学し勉強を重ね
今や世界中で活躍するミュージシャンということですが、
ブギウギピアノなんて聴くのは初めての私にも
その天才ぶりはすぐ分かりました。

楽譜も指先も見ないで鍵盤を叩く
ものすごく速い指の動きと迫力に圧倒されました!

斎藤さんの衣装がまた素敵で。
熊川哲也くらいしか着こなせないと思っていた
縦に大きなフリルがついた真っ白いシャツを
ブラックスーツの中に着込んでピアノを弾く姿は
どこかの国の王子さまみたいでした。


( フリルのシャツはこんなやつね。)

細野さんのライブが出会わせてくれたピアニスト。
これを機に斎藤圭土さんのアルバム、
買って聴いてみようかなと思っています。









その日は朝からコンサートホールkitaraで
中学校の合唱コンクールがありました。

初々しい一年生の合唱を聴いたあとは、そのまま千歳空港まで走り
夕方には東京に到着。







キラキラ眩しいショーウィンドウ、246を走る高級車。
祝日前の青山の街は、行き交う人々の高揚感が伝わってくるようで。

でも一番ウキウキしていたのは私だろうな。

一夜限りの特別なライブのために
朝から弁当作りに朝ごはん、掃除洗濯、
留守番する我が家の男たちの
夕飯の支度までも済ませてやってきたのだから。




まずは少し腹ごしらえ。

spiralにできたcallのカフェ、「家と庭」で
野菜のプレートと、日本酒を一杯。

最近はワインよりビールより
日本酒をちびちび飲むのが気に入っているのですが、
こちらにはグラスで飲めるその日オススメの日本酒がありました。


野菜のプレートに入っていた青パパイヤとビーツのサラダ、
そして大好物の和栗のキャラメリゼがすごく美味しくて!
ここは野菜やお肉などの食材のすべてを
日本の安心できる作り手から仕入れているとのこと。





天井も器もすべてがミナペルフォネンがプロデュースした
夢のような空間。





入り口の壁画も手描きだろうなぁ。
絵本の1ページのようで、うっとり。





レストランで使われている食材を販売するお店も隣接していたので
お肉用のスパイスや魚チップスなどをお土産に購入。

東京に来てまで気になるのはやっぱり家族で食べるための食材。
これは主婦病だなぁ。

そうそう。
東京のナチュラルレストランというと値段が高いお店が多いけど
「家と庭」はそんなことなくて、気の利いた手頃なお酒もあるし
必ずまた来ようと思いました。







さぁ いい具合に胃が温まりました。
特別な日に着る、黄色いワンピースで向かったのは
「ブルーノート東京」。

憧れのブルーノートに来たのは、
細野晴臣さんのライブを観るためでした!

長い階段を降りて案内されたレストランホールのテーブルには
キャンドルが灯されお酒を飲みながら開演を待つ紳士淑女の皆さんが
大人の社交場といった雰囲気(東京の夜!)を作り上げていました。


年齢層、高い!おしゃれな白髪の紳士や、
女性も会社で言うと部長クラスと見受ける女性ばかり。
私なぞ若い部類に入ることに軽く驚きつつ、
April in Parisという洒落た名前のカクテルをオーダーしてみました。
(ビールだとおトイレが近くなるし)






両耳に大きなダイヤのピアス、黒いスーツがお似合いの
パリコレのランウェイにいてもおかしくないくらい
かっこいい黒人のお兄さんにエスコートされながら、
細野晴臣さん登場。


背中を少し丸めてステージに立った細野さんは
質の良さそうなグリーンのカーディガンを羽織って
とてもリラックスした様子でしたが、
いるだけで神さまみたいに輝いていて、
穏やかで優しい存在感がありました。


細野晴臣&The Eight Beat Combo 。

細野さんとともに演奏をするのは
高田漣(g) 伊賀航(b)伊藤大地 (ds)
コシミハル(p.acc)斎藤圭土(p)
といういずれも超一流ミュージシャンたち。

ライブがはじまるとすぐに会場は
暖かくゴージャスなムードに包まれました。

照明が当たると赤や紫に変わるベルベットのカーテンに
細野さんの銀髪が映えて、素敵なことこの上なく。


もうすぐ70歳を迎えるだなんて …
この声は本当に日本の宝だなぁと思うと
目に涙が滲みます。

April in Parisはカルヴァドスが効いた
キリッと度数の高い甘〜いカクテルだったけれど、
その甘さがライブと相まってとてもロマンチックに感じました。

なにより、奇跡の声を持つ
細野さんの歌を聴きながらひとりで飲めるなんて
最高に贅沢な、大人の夜でした。











報告が遅くなりましたが、「絵本とわたし展」
無事に2週間の展示が終了しました。


後半に行くに従い、訪れてくださる人も作家の作品も増えていき、
絵本展らしい、より温かな空気が出来上がっていったように思います。





寒い中、わざわざ足を運んでくださった方、
気に留めてメッセージをくださった方、
感想をノートに残してくださった方、
全ての方に御礼申し上げます。





今年もまた様々な絵本と作品が集まり、
私も大好きな雑貨店「しまくま堂」さんの
東欧やロシアのヴィンテージ雑貨や絵本が、
会場をより楽しい雰囲気に仕上げてくれました。


参加した14名の作家それぞれが選んだ絵本は
今回も一冊もかぶらず。







私にとっても皆さんにとっても
懐かしい絵本、はじめて出会う絵本もあったことでしょう。





そんな絵本をモチーフに丁寧に作られた作品には
それぞれのみなさんの熱い思いが感じられました。





わたしはブルーノ・ムナーリさんの
「きりのなかのサーカス」を選びました。

ムナーリさんの絵本はどれも大人になってから出会いました。
デザインの美しさやかっこよさについては
私が語るまでもない程、周知されていると思います。


日本ではまず大人が喜ぶムナーリさんの絵本ですが、
内容は子どものために考えられた、
子どもだからこそ気づく仕掛けや
視覚や触覚を刺激する色使いや手触りが随所に工夫されている
素晴らしい知育絵本です。





色や質感などの紙の特性を生かした仕掛け絵本
「きりのなかのサーカス」は、
グレーのトレーシングペーパーで霧にけぶるミラノの街を表現、
つぎにカラフルな紙に穴を開けたページが始まり、
賑やかで愉快なサーカス団員が次々と現れます。

やがて楽しい宴は幕を閉じ、
また霧の森の中を通り家路に向かう…
そんなお話。
見る者を霧の中に誘い、
一晩限りの夢を体験させてくれる「きりのなかのサーカス」。

この絵本をモチーフに、 2枚のスカートを作りました。




霧を、まずは仄かにラメが光るシルバーのチュールスカートで表現。
このラップスカートには、
ぎっしりシルバーのスパンコールが埋められたリボンや
サーモンピンクのブレードをポイントにつけました。




そして、夜の闇に現れたサーカス団の様子を
紺色のコットンベルベット地に
様々な布を使ったアップリケで表現してみました。


形は、履いた時に図柄が隠れて見えなくならないように
シンプルな台形型タイトスカートで。




別々に履くこともできますが、
チュールスカートをサーカススカートにかぶせて履けば
絵本と同じく霧の向こうに透けて見えるサーカス団を楽しむことができます。


好きな絵本で自分のためのスカートを
好きなように作れて、本当に楽しかったです。





いくつか展示販売したアクセサリーなどの作品も
嬉しいことに とてもお似合いな方々のところに飛び立ってゆきました。






そして私の在廊日に開店した
「絵本読みたがり屋 もみの木レストラン」でも
メニューの中からお客さまが選んだ絵本を
心こめて読ませて頂きました。


みなさん「絵本を通した大人の遊び」に
喜んでお付き合いくださり、ありがとうございました。


さて次回は何の本にしよう?どんなイベントをやろう?

早くも来年の展覧会に思いを馳せています。


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