本当にご先祖さまはナスに乗って帰ってくるのでしょうか。
私のおじいちゃんは若い頃サイドカーつきのバイクに乗っていて、
横にはおばあちゃんを乗せて走っていたと聞いています。
もしふたりがナスでなく、バイクに乗って帰ってきているなら?
なんて面白いのでしょう!
空からふたりが連れ立ってバイクでやってくる
キュートな姿を想像してみる…
そんなお盆休みの夜。
おばけバッグを持ってススキノに「お盆夜会」に繰り出しました。
この日の夜会のメンバーは、
かつては自宅より酒場にいる時間の方が長かった元ススキノ王の「父」。
耳が遠い為やたらに声が大きい父の横で
毎度会話に苦労させてごめんよ、「夫」。
外食なんて面倒くせーと言いながらも
人一倍食べるムッツリ中2男子の「息子」。
そんな少年の懐にガッチリ入り込みガラスのハートを掴むのがお上手な
さすがのスーパー営業マン、「義弟」。
二人の婿の気遣いにはお構いなく
いつでもマイペースに日本酒を飲む「母」と
夏休みになって遊ぶの初だよ〜という中3受験生の「姪」、
それに「妹」+「私」の女子チーム。
そんなメンバーでの楽しい一次会のあとは、姪のたっての希望で
ノルベサ館内に期間限定でオープンしている
「お化け屋敷」に行くことになりました。
お化け屋敷「恐怖のかくれんぼ屋敷」は、
東京のお化け屋敷プロデューサー、
五味さんプロデュースのアトラクション。
毎年新しいお化けストーリー設定を携えて
ノルベサにやってくるお化け屋敷です。
「恐怖のかくれんぼ屋敷」の入り口。
学校祭のお化け屋敷よりはお金がかかっていそうな作りではありましたが、
この扉を開けるのにそれほど恐怖は感じませんでした。
(というか、全く怖くない私)。
しかし中からはキャーキャーと若い女子たちの叫び声が聞こえてきます。
私は姪と腕を組み、息子と義弟もなぜかペアで
一緒に屋敷に乗り込みました。
かくれんぼをしていて箱に閉じ込められたまま、
見つけてもらえず亡くなった
小学生のすずちゃんを探すというミッションの元、
歩みを進めながら次々と現れる扉を開けていかなければなりません。
暗い部屋で中に何がいるか分からない扉を開けるというのは
普通はちょっと怖いものなのかもしれませんが、
もともと怖がりではない私(しかもお酒が入って無敵)なので、
わーっはっはとバンバン扉を開けてしまい、
お化けに扮した生身の人間が
恨めしそうに箱の中から現れても驚いてあげられず…。
いま思えば姪のために少し怖がってあげたら良かったかなと反省。
ところで私の後ろを付いてきた男子2人はどうだったのかな。
ずいぶんおとなしかったので、実は怖かったのかもしれません。
お化け屋敷のあとは、女子チームはこれまた姪の希望で
最近流行りの「締めパフェ」を食べに行きました。
男子チームは博多ラーメンのお店へ行って
息子は当然のごとく替え玉まで注文する食いっぷりだったそうで。
そんな楽しい「お盆ナイト」の最後は、
ススキノに出かける時は我が家の定番になりつつある
明け方四時まで営業している「よるのしげぱん」へ。
かえりはここで明日の朝ごはんのパンを買って、
全員揃ってちゃんと地下鉄で帰りましたよ。