よく作りよく食べさせた冬休みでした。
長い休み中、毎日の昼食を用意するのもなかなか大変。
子どもがいる家庭はどこも同じかと思いますが、
食べ盛りな中2男子の食べる量は
小学生の頃とは比べ物になりません。
野菜も肉もいっぱい入った ラーメン チャーハン
オムライス 豚丼 そば うどん。
まるで学生食堂のノリな
大盛り日替わりメニューを食べさせた直後、
「ほかに食べるものは?」と言われる悲しみよ…。
中学生、今週から元気に学校に向かいました。ほっ。
嘘とミシンの仕事始めは1月4日から。
大切な布にジャキッとハサミを入れると心が鎮まり
針と糸を持つと楽しくて
やっぱり私は作ることが好きなんだなぁと思います。
新年一番最初の作品はオーダー品の Tu Tu Pouch。
母娘お揃いで使ってくださるそうです。
求めてくれる方のところに作品をお届けできる幸せ。
今年もひとつひとつのオーダー品に
誠心誠意取り組んでいきたいです。
それとは別に、レギュラー商品の補充や
新しい作品作りにも楽しく一生懸命に。
春には雑貨店fèveさんと一緒に楽しい催しも考えています。
温かい部屋で雑誌や本を読み進めるのも
冬休みの楽しみでした。
有料のメルマガでしか読めなかった
吉本ばななさんのエッセイが書籍化したので
ちびちび読んでいるのと
POPEYEの付録にolive復刊号!やっぱり買ってしまった。
話題になっていた
漫画版「君たちはどう生きるか」
読みました。
私は尊敬する叔父の勧めで
吉野源三郎の原作を中学生の時に読んで感銘を受け、
今も岩波の古い文庫本を大切に持っています。
この本は読む人に何を問うているかというと。
たとえばですが、道に人が倒れていたら?
1.すぐに助けて救急車を呼ぶ
2.誰かが助けるのを待ってあとから手伝う
3.遠巻きに眺めている
4.無視する
それぞれのその時の状況、キャパ、考え方、
人によって対処の仕方は違うとは思うし
その行動を良い悪いとは言えないのだけど
そんな場面に直した時
人として自分ならどうする?っていう
丸裸になったときの人間の、
根っこの部分を問うているのではないかと感じました。
中学生コペル君が直面したのは同級生へのいじめ問題でしたが
大人になった私にも胸に刺さるお話でした。
自分に恥ずかしくない生き方をしたいし、
いつでも他人にも自分にも誠実でいたいと感じました。
漫才コンビ・カラテカの片われ、
矢部太郎さんの本「大家さんと僕」。
矢部さんがお世話になっているアパートの大家さん
(元お嬢様の、かわいくてお洒落なおばあちゃん)との
交流や日常の一コマを描いた漫画です。
読み終えた時 ほんわり温かい気持ちになって
2人のことが大好きに。
ヒョロヒョロと細くて頼りない矢部さんのことを心配して
なにかと気にかけてくれる大家さんと、
たのしくお茶したり
伊勢丹に買い物に行ったりするうちに
ふたりは少しずつ仲良くなっていきます。
血が繋がっているわけでもないのに
ついには一緒に旅行まで行ってしまうふたり!
芸人としては押しが弱く、吹けば飛ぶ棒のような矢部さん。
芸能界の波にはなかなか乗れないようですが、
絵本みたいに素敵な出会いがあって、
そしてこんな面白い漫画を描く才能があれば
それだけで十分幸せな人だなぁと思いました。