食べるということは生きていく上での大きな楽しみの一つですが、
残念ながら来週、私の父が
胃袋を丸ごと摘出する手術を受けることになりました。
術後は食道と、十二指腸と小腸をつないで
少しずつ食べられるようにしてくれるみたいだけど。
(医者の技術と人間の適応力ってすごい!)
でも、胃袋が無くなるって、どんなに辛いことだろうか。
大好きな肉をしばらく食べられなくなる父のリクエストにより、
孫二人も連れジンギスカンを食べに行ってきました。
夏の観光シーズン到来により
札幌のジンギスカン有名店はどこも予約でいっぱい。
で、こちらはやっと取れたすすきのの
「夜空のジンギスカン」です。
ビルのてっぺん、
夜景が見える窓側の席に通されました。
現役時代はそれこそ
「この街が仕事場だったの?夜は殆どウチにいなかったよね?」
っていうくらい足繁く通って
180センチ、90キロの巨漢の胃袋を満たしてくれた街、すすきの。
すすきのさん、ありがとう。
そして、お父さん、いっぱい働いてくれて、ありがとう。
過ぎ去った懐かしい日々に思いを馳せながら
ネオンを見つめていた私。
ふと父に目を向けると…。
繊細な感情は全く持ち合わせていないのが我が父であります。
目の色を変え一心不乱に
生ラム〜ライス〜キムチを交互にかっこんでいた姿に
「ほんとうに胃がん患者なのか?」と
唖然となりました。