【桃ばかり食べていた7月。桃の甘さと瑞々しさに救われた】
父の入退院、息子のバスケ部引退からの夏休みに突入と
気忙しい7月が一瞬で過ぎ去りました。
私もバイオリズムが狂ったのか
10円ハゲが出来ているのを美容師さんに指摘されたり、
軽めのギックリ腰になったり。
ギックリは息子たちバスケ部員がお世話になった
ゴッドハンドの整骨院の先生に診てもらい、一発で治りました。
知らぬ間に身体にガタが来ていたのですね。
心と体は繋がっていることを再確認した次第です。
【 病院通い中も外食で息抜き。
食べるとくらしのお昼はんが胃に沁みた】
父は、睡眠薬で眠らされていたとはいえ
10時間に及ぶ胃と腎臓の手術に耐え、無事に生還。
手術室から目を真っ赤にさせ出てきたドクターが
(手術にかけた集中力の凄まじさを想像させる血走り様でした)
「胃袋、見ますか?」と言ったので
母、妹、姪、私の女4人で、
父の切り落とされた胃袋をしかと確認しました。
大きな四角いタッパーにホルマリン漬けされた
だらしなく広がる胃袋は、
牛のホルモンにそっくりでした。
その中に潜む腫瘍は、まるでウルトラマンの怪獣、
ガンQの目玉のよう。
いかにも極悪なヤツという顔つきをしていて
「こんなモノ胃に住まわせてたらそりゃ命取りだね!」
という迫力がありました。
胃を切り取り、食道と十二指腸、
小腸をつなぐ手術をやり終えたドクターを見て、
「お医者さんてスゴイね!」と思わず言った姪は、
将来医者を目指すのもアリかなぁと一瞬考えたようです。
しかし彼女は胃袋を確認したあと、
高校の学祭打ち上げ焼肉コンパへと
鼻歌交じりで出かけてゆきました。
「胃袋を見た後に焼肉食べんのかい!」
ってみんなで突っ込みましたが、
そんな風に笑えたのも 手術が成功したから。
父は術後の経過も良く、胃を全摘した人とは思えない食欲で
少しずつ元気を取り戻してきています。
【 いつも行くお花屋さん。季節を知らせてくれるお花にも私は救われた】
今回、転移も今のところ無く、
根治が望める状態でガンが見つかったことは
父の命のラッキーなタイミングだったのだと思います。
感謝の気持ちしかありません。
命について、たくさんのことを考えさせられた7月。
2週間の入院中、私と妹は一度ずつ
廊下をストレッチャーで運ばれてゆく
白い布に包まれたご遺体とすれ違いました。
生のすぐそばに、死があることを痛感させられました。
与えられた命の時間を最大限使えるよう
たったひとつの自分の身体を大切にケアしながら
生きていこうという思いを強くしています。
「死なないように生きること」
これって日々の心がけひとつで大きく変わってくるのでしょうね。
【 ビアガーデンにも行って、元気な友にも救われた。
ビアタンクは見知らぬ優しいお兄さんたちがご馳走してくれた!】
あら、やだ。もう8月!
ブログを長いこと放置していました。
訪ねてきて下さりありがとうございます。
また、のんびりと日々の出来事を綴る場にしてゆきたいと思っています。